調律と業界と鍵盤ハーモニカと

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

明日、4月4日って何の日かご存知ですか?

 

●調律の日

 

4月4日はピアノ調律の日!なのです。

 

ピアノ調律の日
1993年に国際ピアノ製造技師調律師協会により
4月4日はピアノ調律の日と制定される。

「4月」の「April」の頭文字がピアノ調律に使われる
ピッチ音A(英名)と同じであり、
その周波数が440Hzであることが理由である。

日本では、この日(又は周辺の祭日)に
一般社団法人日本ピアノ調律師協会により
「4月4日はピアノ調律の日」全国統一記念事業と題して、
全国の各支部で記念コンサートが開催される。

(wikipediaより)

 

実は実はこんな記念日があるんです。

 

 

 

●鍵盤ハーモニカの調律

 

昨日、某メーカーの営業さんが来られていまして、
色んな話をしていました。

そんな中で出てきたのが鍵盤ハーモニカの話題。

 

現在日本国内で手に入れることのできる
鍵盤ハーモニカって結構たくさんあるのですが、
その出荷数の大半を占める
大手メーカーの調律は442hzなんだそうです。

 

ピアノ調律の日 的には440hzなんですが、
ちょっと高いんですよね。

 

 

実は現在の日本国内の吹奏楽やオーケストラの
ほとんどは442hzでチューニングをしています。

どうやらこれにあわせているみたいなんです。

 

そういえばこれまで考えたことなかったなぁと
思った出来事でした。

 

 

●業界的に

 

夜にまた別のメーカーさんに電話をすることがあり、
余談でそんな話をしていたところ、
そのメーカーさんが販売している鍵盤ハーモニカは
おそらく440hzじゃないかという話になりました。

 

というのも、そのメーカーさんの本業は
ギター屋さんなんです。

業界的に言うとLM(Light Music=軽音楽)系の
メーカーさん。

 

で、LMの方々のチューニングはというと、
ほとんどの場合が440hzなんですよね。

 

 

●ヘビーメタル

 

ギターのチューニングで
ドロップチューニングというのがあります。

 

ヘビーメタルなんかの音楽をする人たちが
よりヘビーなサウンドを出すために一番低い音を
さらに1~2音下げて行うチューニングなんです。

 

440hzと442hzを別々に聞いてもそれほど違いは
感じませんが、
でも、高いほうがより華やかな音に感じます。

先程のドロップチューニングと逆ですね。

 

鍵盤ハーモニカというのは与えられたら
そのまま使う楽器なんですが、
こういう細かいところを見ていくと
各メーカーによっていろんな思想があるのを感じます。

 

値段やメーカー名に左右される気持ちも
わからないではないですが、

そのあたりも少し踏みこんで知っていただくと、
いろいろと選ぶ楽しさがあるかもしれません。

 

いささかマニアックかも知れませんが(笑)

 

 
 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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