野球のグローブとバットはいつ買いましたか?

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

職場で使っているパソコンが相当くたびれてきているので
買い替えをすることになりました。

みなさんはこういった少々値段の張る物を
買い換える際にどういう判断をされるでしょうか?

 

 

●日常品

 

ちょうど楽器というモノも
「少々値段の張る物」に含まれます。

 

たとえば吹奏楽部に入部して
初めてクラリネットやフルートを買う、というときに
どういったものを買われるでしょうか?

 

ピアノを始めたばかりの4歳の娘さんに
どういった鍵盤楽器を買い与えられるでしょうか?

 

 

●どれくらい使う?

 

たとえば日々使う椅子や枕などは
少しいいものを買ったほうがいいというふうに
よく言われます。

 

これはなぜかといいますと、
一日の中で触れている時間が長く、
生産性に大いに関わってくるからです。

 

とにかく安く、座れればいいやと思って買った椅子。

使っていると色々なところにキシミが出てきて
ギイギイうるさい。

そんな椅子に長く座り続けていると
クリエイティブな仕事なんてできないですよね。

 

 

枕も同じです。

我々は一日のうちの結構長い時間、
睡眠の時間をとります。

その睡眠の質って翌日のパフォーマンスに
関わってくるんですよね。

 

だったら多少値段が張ったとしても
ちょっといいものを使うほうが
いいんじゃないかと思うんです。

 

単純に、ちょっと値段が高かったとしても、
使っている時間で考えた場合に
時間単価はどれくらいなのかな?という話なのです。

 

 

●楽器も

 

最初に書きました
フルートやクラリネットなんかの場合、
それほど毎日毎日使うものではありません。

 

けれども、もともとそこそこ高いモノですので、
いいものとなればかなり高額になります。

それを始めたばかりの子どもに
与えるのはどうかなとは思います。

 

もちろんいいものはいいんです。
ただ、いいものでも悪いものでも
使っているうちに壊してしまうのは致し方ない事実。

 

であれば、最初はそこそこのものでいいので、
使い方をある程度覚えてから
少し鋳物に手を出すのがベターなのでは
ないかなと思っています。

 

 

 

●安物買いの銭失い

 

 

ピアノの練習をするのに
ピアノ以外を持つという選択は基本的にありません。

 

野球をするのにバットやグローブを
揃えるのと同じ感覚なんですが、
これがなかなか伝わらないようで、

中途半端にちょっといいキーボードを
買っちゃったりすることもあり、
簡単に買い換えができなくなってしまいます。

 

こういうのが本当にもったいない。
安物買いの銭失いというのはこういうことなんですよね。

 

やっぱり可能な限りちゃんとしたものを
ご用意いただくこと。

今すぐでなくても、少し未来に
そういう環境に持っていくことが
何よりも大切なんじゃないかなと思います。

 

これから楽器を買われる方は
少し参考になさってください。

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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