どこまでやるの?ピアノのクリーニング

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

 

昨日のブログにも書きましたが、

春になるとピアノの移動のご依頼がぐっと増えています。

それと同時にここ10年ぐらい増えてきているのが

ピアノのクリーニングなんです。

 

●クリーニング

 

「ピアノのクリーニング」というと

どういう作業を想像されますでしょうか?

実はピアノのクリーニングと一言でいっても

大きく2種類くらいの作業があるんです。

 

 

最もポピュラーなクリーニングは、

外装(見えている部分)をピカピカにする作業のこと。

 

黒いピアノで光沢がなくなり、すっかりくすんで

しまったものを磨き上げてピカピカにする事が

クリーニングと呼ばれる作業です。

 

これは手作業でももちろんできますが、

最も確実なのは工場に持ち込み、

磨くのではなく外装の上に再度塗装すると

新品のようにピカピカになります。

 

外の部分だけ新しく作るようなもんですから

あたりまえですけどね。

ある程度時間と予算に余裕がある場合は

こちらをお勧めしています。

 

 

お安く済まそうと思うのでしたら、

調律師が手作業で磨くこともあります。

基本的にはピカピカになりますが、

さすがに工場で仕上げたような新品のような

ピカピカとは遠い仕上がりになります。

まぁこれは仕方がないですけどね。

 

●内部のクリーニング

 

もう一つ大きな意味でのクリーニングは

内部も含めたクリーニングです。

 

過去に、ピアノを知り合いからいただいたのですが、

お子さんが犬アレルギーということで

ピアノのクリーニングのご依頼をいただき、

お友達のお家から弊社の倉庫に一旦移動し、

そこでクリーニング作業を行わせて

いただいたことがあります。

 

ピアノの内部は意外と掃除が行き届かず

普通に使っていてもほこりが結構たまりがちです。

また見えない部分ですので

カビなどが生えていたりします。

 

鍵盤を全て取り、アクションを取り、

裸になったピアノに掃除機をかけたり

雑巾をかけたりします。

結構細かいところに犬の毛なんかは

入りがちですので、このときはかなり慎重に

作業させていただきました。

 

●重量物なので

 
前述のように今置いてある場所から

弊社の倉庫やメーカーの工場に持っていくだけでも

ピアノは送料がかかってきます。

その辺も考えてご依頼いただけるとありがたいのです。

 

クリーニング単体で考えてみると意外とお安いとは言え

送料を含めて考えると結構高額になってきたりします。

 

その場で手磨き道で済ませるのが1番お安いのですが、

そこら辺は使われる方のお考え次第ですよね。

 

春を迎え、ピカピカのピアノで練習をしたいと

お考えの方も多いのではないでしょうか

どのような仕上げになるのかも含め

いつでもご相談ください。お待ちしています。

 

 

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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