祭りの太鼓とチェンバロと
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日のおまつりは無事終えることができましたが、
そのお祭りを開催するにあたっては多くの人たちが
事前の準備をしてきたんです。
祭りの朝にだんじりを出して、
終わったら片付けをしてハイ終わり
というわけにはいかないんですよね。
●鐘や太鼓
たとえばだんじりの中にセットされている
鐘や太鼓などの鳴り物は
ずっと置きっぱなしにすると
傷んできますので、
きちんと保管しないといけません。
約1年間保管したものを再度だんじりに
セットするという作業が必要なのですが、
このセットの際にも去年の記憶と
これまでの知恵に加え、
少しの工夫が必要になってきます。
たとえば、ロープをぐるぐる巻いて
吊り下げていた太鼓を
もっと簡単にセットすることは
できないかと考えたことで、
今はセット用の金具が開発され、
ごく短時間で準備することが
できるようになりました。
伝統を残すということと
工夫を加えるということは
イコールではありませんが、
より良くなるためには
必要だと思うんです。
●チェンバロ
近年、チェンバロやフォルテピアノなどの
古楽器が最注目されています。
当時の楽曲を演奏するには
当時の楽器で演奏するのが
ベターだという考えからです。
もちろんそれはそれで素晴らしい
ものですし、
当時の人達が聞いていた音色が
こんなものだったんだろうなぁと
思いを馳せることは大切なことだと
思います。
と同時に、現代のピアノで当時の曲を
演奏する際でも
ただ単に演奏するのではなく、
当時の楽器の特性や楽器の音色を
想像して演奏するということも
大切になってきます。
前者は古きを知るということ。
そして後者はその上で新しきを
知るということ。
どちらが優れているということでは
ありません。
どちらも大切なことだと思うんです。
●見直す気持ちと
単純に楽器の出来ということだけ
考えると、いわゆる古楽器というのは
不完全な部分が多い楽器です。
現代のピアノや電子ピアノなどのほうが
よほど便利に使える楽器に仕上がっています。
しかし、クラシックカーがお好きな方が
多いように、古いものを見直す気持ち
というのは大切なものだと思うんです。
特に音楽の場合はクラシック音楽を
基礎とすることが多いので、
演奏はしないまでもチェンバロなどの
古楽器の音色や性能などを知っているか
知っていないかというのは
演奏に繋がる部分が少なからず
あると思います。
古い楽器を触る機会というのは
なかなかないとは思いますが、
まずは興味を持つというところから
始めてみてもいいかもしれませんね。
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