だんじりから学ぶ温故知新
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日はだんじりのお掃除をしてきました。
●秋のお祭り
うちの地区では毎年10月の頭に天神さんの
お祭りがあります。
お祭りでは各地域からだんじりが出され、
祭りの賑わいを作ります。
そのだんじりのお手入れの初日が昨日でした。
これから約1ヶ月間に渡って、いろんなお手入れをし、
本番を迎えるわけです。
●お世話係
このお掃除、何も好きだから行っているわけではなく
(そういう人もいますが)、
今年は「年番」と呼ばれるお世話係の役が
当たっているんです。
そのため、他のお世話係のおっちゃんたちと
一緒に朝からだんじりを履いたり拭いたり
してきたわけです。
車輪の状態がどうのこうのとか、
ここの部分虫に食われてるわとか、
みんな思い思いのことを言いながら、
わいわい楽しいひと時でした(笑)
●歴史と伝統
このだんじりが作られたのはおそらく
江戸時代後期。
いまの金額で言うと何億円というお金を
かけて作られたそうです。
それを一年に一度の行事のために
みんなで保管し、手入れをして使ってきました。
当然傷むところもありますし、改修する
ところもたくさんあります。
カイゼンだけを考えれば、
何トンというような重いボディを
人間の力でゴロゴロ押すなんてナンセンス。
とにかく軽量化を図るとか、
車輪や車軸を現在の素材に変えるとか、
いろいろやることはたくさんあるでしょう。
でも、そういうことじゃないんですよね。
歴史はきちんと重んじながら、
より良い状態に持っていこうとする
風習がここにはあります。
●大事なこと
こういう掃除の作業を通じておっちゃんたちから
学ぶことは意外に多いです。
昔はこうだった、あんなことがあった、
なんてこともありますし、将来に向けてのこともそう。
もしかしたら古くて埃っぽい話なのかもしれませんが、
古いところを見るから新しいところが
見えるような気がします。
だんじりの手入れをしながらぼんやりと考えたのは、
クラシック音楽と同じだなぁということ。
今風のビートの効いた音楽ではなく、
ややもすると眠たくなることもあるかもしれない
クラシック音楽なのですが、
その当時のことを思い描くと、
その音楽の意味はまた違って考えられます。
たとえば、いわゆるヘビィメタルというジャンルの
音楽は非常にクラシックに似ています。
根っこがクラシックにあると言っても過言ではありません。
単純にその音楽が好きというだけでなく、
ルーツを知ることでもっともっといまを
楽しめるのではないでしょうか。
だんじりの鐘や太鼓の音を聞きながら、
そんなことを感じたお掃除の一日でした(笑)
温故知新を肌で感じる機会ってかなり貴重!
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