歌いたい曲と歌える曲は違うという話~カラオケレッスンの場合~
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
当店音楽教室にはピアノやエレクトーン、ギターやフルートなどのポピュラーな楽器から、オカリナやユーフォニアムなどちょっとマイナーなレッスンまでいろんなコースがあります。
その中でもちょっと特殊なのがカラオケです。
モトヅカ
カラオケといっても、カラオケ屋さんに行って一緒に歌うのではなく、どちらかというとボイストレーニングの要素が強いレッスンです。
先生は元タカラヅカOGの方ですので、基本的な発声方法はもちろんのこと、クラシックや演歌などジャンルにとらわれない歌の指導をしてもらっています。
タカラヅカのOGというとどんなイメージをお持ちでしょうか?
めっちゃキレイ? → もちろん加齢は仕方ありませんが、たしかにキレイです。
背が高い? → スラっと背が高いというのはこういう人のことを言うんでしょうね
背筋ピーン? → もちろんです。タカラヅカ=背筋ピーンです(笑)
結構なキャリアを積まれている先生なのに、いつまでもお若く、非常に美しいままなんです。これは日頃の鍛錬なんでしょうね。
○○の歌を。。。
当店のカラオケのレッスンは、いわゆる声楽のレッスンではありませんので、課題曲的なものはなく、ご自身の好きな歌を教材に使われています。
ただ、その「好きな歌」ってのが厄介でして。
まぁ端的に言うと歌いたい歌と歌える歌は全く違うんですよね(汗)
もちろんレッスンを重ねてもらってムツカシイ歌を歌えるようにするのが第一なのですが、いきなりムツカシイ歌に取り組むのは、なんの経験もない人がいきなり棒高跳びで8m飛ぶぞ!みたいなものなので、ぶっちゃけ無理があるんですよね。
どんな楽器でも一緒
これは歌だけじゃなくてピアノでも一緒。
おとなの初心者さんがレッスンに来られた時に先生が一番困られているのは教材探しです。
一番いいのは幼児向けの音符の大きな楽譜なのですが、あまりに子供っぽい教材だとバカにされているように感じる方も多いようで、そのプライドとの兼ね合いが問題なんです。
おとなの初心者のための楽譜ももちろんたくさん出版されていますが、大体がちょっとムツカシイところから始まりがちなので、楽譜も読めない音符もわからないという人にとっては幼児用の楽譜が一番適当なんだそうです。
ピアノだけじゃなく、どんな楽器でも最初は一緒。とにかく簡単な楽譜から初めて音を出すことを学んでいきます。
カラオケの場合だと声を出すところからの練習というやつですね。
まずはきっちりした音程で声を出せるようにすることが何より肝心です。
基礎がないのに応用に目が行きがちなのはおとなの悪い癖です。
プロ野球選手の多くは自分のバットやグローブをきちんと磨き、ストレッチや基礎的な訓練をたくさん時間をかけてやってはります。それは結局コレとおんなじことなんですよね。
おそらく音楽だけじゃないですが、基礎ってすごく大事。
まずは基礎をきっちりやることに目を向けましょ。で、ある程度いけたなと思ったら好きな曲にトライしましょう!そしたら今よりもっと楽に上手に取り組めると思いますよ♪
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