いろんな勉強もできるから、バンドやりませんか?

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

「少子高齢化」っていうじゃないですか。

あれって小さい子供がいないっていうだけじゃないんです。

他にも問題が起こっているんです。

 

 

●音楽スタジオ

 

三田市のフラワータウンに「多世代交流館」という、

その名の通り多世代の人達が交流するための施設があります。

 

小さな赤ちゃんとお母さんが遊ぶスペース、

高齢の方が囲碁や将棋を楽しむスペース、

高校生が勉強したり漫画を読んだりするスペース、

ダンスなどの練習ができるようなフローリングのスペース。etc...

 

 

図書館というほど静かではなく、

フリースペースという程雑然としているわけではない、

不思議な雰囲気の建物です。

 

そんな多世代交流館の中に音楽スタジオがあります。

いわゆるバンドの練習をする場所なのですが、

こちらには機材の点検も含めて毎月毎月

伺わせてもらっているんです。

 

●バンド離れ

 

 

毎月のメンテのあとにはスタッフさんと

お話をするのですが、ここ数年の話題は

若者のバンド離れ。

 

4~5年前までは予約が取れないほどに

殺到していた人気スタジオだったのですが、

ここ数年は閑古鳥が鳴いているような状況に

なっています。

 

 

おそらくこのスタジオの人気がなくなったから

ではなく、バンドをする人が減っているん

だと思うんです。

 

もちろん少子化の影響もあるとは思いますが、

これって寂しいことですよね。

 

●せーのっ

 

 

バンドって色々いいところがあると思うんです。

もちろんジャズやロックという音楽の好き嫌いは

あるかもしれませんが、みんなで1つの曲を

「せーのっ」で合わせる楽しさはバンドという

形でしか感じれません。

ひとりぼっちの弾き語りでは感じれないんです。

 

 

傾聴とは少し違うかもしれませんが、

他の意見を聞くという姿勢は、お互いの演奏を

聞きあうことでよりよい演奏を求めるという

ところから感じれるところですし、

 

誰かのソロのときに(物理的にも音量的にも)

一歩下がって目立つようにしてあげる

という心配りもバンドの中で覚えられる

感覚だと思います。

 

 

●やろうよ~

 

もうそんなことはないと思いますが、

ロック=不良というレッテルが

貼られている時代がありました。

 

今でも バンド=不良の集まり、みたいな

目で見る方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

でも、バンドって小さな単位のコミュニティ

だと思うんです。

 

一人で音楽をするのももちろん楽しいのですが、

少人数が集まって一緒に音を出す楽しみは

バンドだからこそ味わえるものだと思います。

 

もちろん自分以外の人がいるわけですので

意見の衝突もあるでしょう。

でも、それも含めて社会勉強だと思うんです。

 

バンドは一つの社会です。

ぜひ若い人たちには、バンドをやって

ほしいなと思います。

もちろんおじさんもおばさんも

やってもらえたら嬉しいですけどね!

 

 

 

そんな、閑古鳥が鳴いている多世代交流館の

音楽スタジオを紹介するビデオを

作りました。どうぞご覧ください!

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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