ありがとうは魔法の言葉

初心者のための音楽サービス専門店　平瀬楽器の平瀬慶子です。

こんにちは～♪
お店の店頭にいるといろいろなお客様が来店されます。

 
先日はハーモニカのご購入を考えていらっしゃる方が来店されました。

説明が難しい

偶然なんですが同じ日に別々の方がお二人「ハーモニカありますか？」とお問い合わせいただきました。

おひとり目はご年配の女性の方。

子どもの頃によくみんなが吹いていたハーモニカが欲しいけどどれを買ったらいいのかしら？とご相談でした。

ハーモニカにはいろいろな種類があるので説明が難しいです。

このご年配の方はお話しを聴いていると、おそらく複音ハーモニカをご希望のされているようでした。
今回、ハーモニカを購入されるのも手にされるのも初めてといった様子でした。

残念ながら店頭に初めて購入される方にお勧めの「C調」が品切れていました。

2本目3本目にお勧めの「Am」や「C♯」はあったのですが、おそらくこれをお勧めすると
この方は戸惑われるということが予想されました。

「せっかくお越しいただいて申し訳ありません。今日は在庫がないのでご購入をお勧めできません」とはっきりお伝えしました。

そうすると「また来ます。ありがとう！」

 
おふたり目のかたはお若い男性の方でした。

ご希望のハーモニカは「10ホールズ」いわゆるブルースハープと呼ばれるハーモニカでした。
この方はこのハーモニカの事をよくご存じでご希望の調子をおっしゃられたのですが、それもまた在庫がなく使用される日が決まっていてお急ぎのようでした。

 
他店の在庫を確認したのですがそちらにもなく日程的に間にあいません。

「申し訳ありません」とご連絡させていただくと
「連絡ありがとうございます。またよろしくお願いします」と

ありがとう

店頭に在庫がなくお役に立てない状況はとても残念で、店頭でご説明していてもとても心苦しいところです。

でも今回それぞれの方に「ありがとう」と言っていただけてなんだかとても嬉しい気分になりました。

お客様は何気なくおっしゃったのかもしれませんが、「ありがとう」っていう言葉は

相手を良い気持ちにさせてくれる魔法の言葉だなとあらためて感じました。

 
こんな気持ちにさせてくれる「ありがとう」をきちんと言える人でありたいと思う

と同時に教室に通っている子どもたちにもそうなってほしいと思いました。

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