ポップとピアノと量稽古
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日も中学2年製の職場体験「トライやる・ウィーク」の子たちの
指導をしたりしながら一日を過ごしていました。
●楽器店のお仕事
うちのお店にトライやる・ウィークに来る子たちは
何らかの形ですでに音楽に携わっている子どもたちです。
吹奏楽部だったりピアノのレッスンを受けていたり。
まぁ、音楽というよりは楽器に興味がある子どもたちという感じですね。
で、初日に楽器店でやりたいことを書き出してみて、と
アンケートを取ってみたところ、意外な答えが返ってきました。
(楽器の手入れとかももちろんありましたが)
全員に共通していたのがポップ描きだったんです。
詳しく聞いてみると、商品ポップや壁面の絵などを
やってみたいとのこと。
たぶん先輩からの入れ知恵とか申し送り事項なのかな~とも
思ったりもしますが(笑)
●ポップ描き
というわけで、昨日はポップ描きの訓練を行いました。
いきなり何かを選んでサラサラ描けるわけはありません。
ですので、まずは字のお稽古からはじめました。
あいうえおかきくけこ…なんてのをポップっぽい自体で
練習をしていきます。
これがなかなか難しい。
大きく書くこと。字じゃなくて絵だと思うこと。
遠くから見たときに読みやすい字であること。などなど
気をつけるところはたくさんあるんですよね、ポップって。
●だんだんと
でも、さすがに中学2年生。
練習をしておいてね、と30分も放置していると
おしゃべりが始まります。恋バナとか!(笑)
で、その間のポップの練習はどうなるかというと、
だんだんおざなりになるんですよね。
言われたことを考えずに、ただただ字を書くだけに
なっていってしまうんです。
それでは意味がない。誰かに何かを伝えることの
ポップになるのかというと×なんですよね。
●気づきがあるはず
楽器の練習でも同じです。
一見不毛に見える指の練習や音階練習が
実は後になって効いてくるんです。
やっている最中は意味もわからずやらされていると
思いがちですが、その練習をきちんとやった積み重ねが
地力になるわけです。
ポップもどれだけの量の字を、どれだけ意識して
描けたかでスキルが変わってきます。
結局何をやるにしても意味はあるのですが、
コツコツやり続けることがしんどいので惰性に
流れがち。
そこで何かの気づきを得られるかどうかが
境目なんだと思います。
子どものピアノのレッスンの様子を見ていると、
ハノンでつまづくことが多いです。
だっておもしろくないですもんね。
いまでは色々と工夫をこらした教材も出版されて
いますので、そういった途中でリタイアということは
少なくなっているのかもしれません。
ただ、おしゃべりをして気持ちをそらすのではなく、
取り組みの中で自分で気づいて自分で工夫することが
できれば、もっともっといろんな部分でスキルが
アップするんじゃないかなぁと、
精神的にも成長するんじゃないかなぁと思うんです。
やっぱり量稽古という意味ではポップもピアノも
管楽器もみんな一緒。
ここを乗り越えていく強さが必要なんだなと
思った昨日のいちシーンでした。
いやぁ、学びがたくさん!トライやる・ウィーク(笑)
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