知らず知らずにオンリーワン?鍵盤ハーモニカのクリーニングやってます。
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
突然ですが問題です。
この楽器はなんでしょう?
はい、ピアニカですね。
じゃあ、これは?
ちょっといかついけど、コレもピアニカですね。
ちょっと違うんです
でもね、厳密にいうと、これらはピアニカではありません。
一番最初の写真はメロディーホーン、2枚目3枚目はメロディカといいます。
実はこの「ピアニカ」とか「メロディカ」とかいうのは商品名でして、正式名称は鍵盤ハーモニカって言うんです。
どうしてもピアニカのシェア大きすぎて強すぎて、なんでもかんでもピアニカピアニカと呼ばれがちなんですが、実はちょっと違うんですよね。
あの楽器も一緒
これとよく似ているのがエレクトーン。
これも実は商品名で、正式名称は「電子オルガン」なんです。
エレクトーンはヤマハ。カワイだったらドリマトーン、テクニクスはテクニトーンという感じです。
普段はそんなに意識する必要ないのですが、たとえばNHKとかだったら番組中で商品名は言えないので電子オルガンって呼ばれるんですよね。
名前の話じゃない
で、今日はなんの話をするのかといいますと、鍵盤ハーモニカの話題なんです。
昔の小学生は普通のハーモニカを使っていたのですが、今は鍵盤ハーモニカで音楽を勉強しています。
息を送るだけで音がなって、鍵盤を正面に見ることができ、コンパクトで頑丈、しかも大きな音も出る。
さすがによく研究されていて、小さい子どもさんに与えるには最高の楽器だと思います。
ただ、扱いやすく頑丈な反面、手入れがしにくいという欠陥もあるんです。
欠陥
内部に溜まった水分を外に出すウォーターキィというのがついているのですが、実際にはほとんど役に立たず、水分はあまり出てくれません。
なので、必然的に内部には水分や湿気がたまりやすい構造になってしまい、結果として内側から楽器が痛み始めてしまいます。
鍵盤ハーモニカの場合は、普通のハーモニカと同様に金属製のリードと呼ばれる部品が息で震えて音が鳴る仕組みです。
このリードが水分で錆びてくると音程は悪くなってきますし、最終的には錆びついて音が出なくなってしまいます。
こういう状態になるまでに手入れをしなくちゃいけないんですが、鍵盤ハーモニカのお手入れってなかなかムツカシイんです。
そこで!
そんなわけで、当店ではじめたのが鍵盤ハーモニカのクリーニング。
お兄ちゃんやお姉ちゃんのお下がりを使う下の子どもさんを想定して、内部の清掃をして、気持よく使ってもらえればと思ってはじめたサービスです。
最初はちょっとした問い合わせがあって対応したのがキッカケなのですが、少しずつその対応が広がっていって、今では市内だけではなく遠く関東や九州からもご依頼をいただくようになっています。
それがこちらです。
ちょっと調べてみたのですが、他のお店さんではやられないようですので、結果的に全国でうちのお店だけのオリジナルサービス!になっちゃっているようです。
ま、正直ちょっとめんどくさい仕事ではあるのですが、楽器を大事に使っていただけるというのは楽器店にとっても嬉しいことですし、それに今は新しいピアニカもずいぶん高くなっちゃってますし、こういうサービスも必要なのかなと思ったりしています。
全国からクリーニングが届くようになり、鍵盤ハーモニカに関してはちょっと詳しくなりました(笑)
なので、もし鍵盤ハーモニカのことでお悩みでしたらクリーニングはもちろんのこと、修理も対応可能です。
なんでもお気軽にお尋ねくださいませ!
最新記事 by ヒラセトモキ (全て見る)
- 🎶11月・12月限定!音楽教室 初月月謝無料キャンペーン実施中🎶 - 2024年11月13日
- 心を一つに奏でるエレクトーン 〜11月3日、感動のアンサンブル部門大会〜 - 2024年10月21日
- 整調、忘れていませんか?ピアノの基礎を整える大切さ - 2024年10月11日