何のために働くの？大好きって言われて嬉しかった話

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます！

うちのお店には全部で15名のスタッフがいます。

それぞれ得意分野は違いますし、そもそも所属している店が違ったりするのですが、みなさん前向きで素晴らしいスタッフです。毎日の仕事っぷりに本当に感謝しています。

夜の仕事

楽器店の仕事ってどんなイメージでしょうか？

楽器を売ったり修理をしたり、そんなにわちゃわちゃとお客さんも来られるわけではないので日々のんびりという感じでしょうか？

でも実際は、音楽教室のお仕事がメインになっていまして、仕事時間はレッスン時間に左右されるんです。

当店の音楽教室は毎日だいたい21:00くらいまでやっていますので、最終の仕事は21:00すぎになります。結構な遅い時間帯のお仕事なんです。

遅い時間帯はおとなの生徒さんかというとそうではなく、どちらかというと子どもさん。

塾帰りや部活帰りにそのままレッスンにというパターンが多いんです。

コミュニケーション

日頃からスタッフとコミュニケーションを取らなきゃとは思ってはいるものの、なかなかゆっくりお話することが少ないのが実情です。一緒に現場で仕事をしているときはなるべくお話するようにしているんですけどね。

やっぱりコミュニケーションって大切です。

いくら心のこもった指針書を作っても、綿密な計画を立てたとしても、みんなで共有できなければ意味がありません。

だからこそ日々の仕事の中でなるべく色んな話をして、ぼくの人となりを知ってもらわなきゃって思っています。

人となりを知ってもらい、考え方を知ってもらい、共感してもらい、同じ方向を向いてもらいたいからです。

問題は時間

コミュニケーションを取るんだったらリクリエーションが一番！社内バーベキュー大会とか、飲み会とか、そういうのがベターなのです。

もちろんそれはわかっています。

でも、結局のところ遅くまでの仕事というところがネックになって、なかなかそういう時間を共有しにくいんです。スタッフだけで遊びに行ったという話もチラホラしか聞きませんし、やっぱりこの時間帯の仕事って難しいんだなぁと思ってたりします。

でも昨日の話です。

今月末で退職するスタッフを呼び出して、スタッフ数名で飲み会をするっていう噂を耳にしました。

そういうことをしてくれるのがとっても嬉しくてちょっと確認してみたところ、

「そうです、みんなで社長の悪口言いに行くんですよー」

って言うんです。いやぁ、うれしかったですねぇ（笑）

仕事中なのに

その日はそのスタッフ飲み会の影響で、ぼくが店番。

店番している最中にラインがじゃんじゃん入ってくるんです。

「社長ー、まだですかー？」（店番してるって！）

「早くきてー」（店、からっぽになるって！）

最後にはみんなピースの写真が送られてきて、

「みんなで悪口を言おうと思ってたけど、みんな社長のこと大好きでした」

なんて嬉しいことを送ってきてくれるんです！

社交辞令なのは十分承知しています。そんなことで一喜一憂するのは小さいなとも思います。

でも、自分がやっているこの仕事がキッカケで知り合った人たちが、自ら時間とお金を出して集まって飲み会をもよおしてくれたっていうそのことがめちゃめちゃ感激で。

いい会社を作ろう

いい経営者になろう

いい経営環境を作ろう

とは中小企業家同友会の理念ですが、ほんの少しだけこれに近づけたかもと思った一瞬でした。

この人達が、もっと笑顔で働けるようにもっともっとがんばらなきゃ。そう思った夜でした。