グランドピアノでハマる。グランドピアノで凹む。

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

今日は、お休みをいただいていました!

…の、ハズでした!(涙)

 

保守点検

 

ご家庭のピアノの場合、1年に1度程度定期的にお伺いする調律という作業があります。

これは、定期調律と呼ばれるもので、実際には調律以外にもピアノの内部をゴソゴソ触ったりするので、保守の意味合いが強いんです。定期検診のイメージだからか、ピアノのお医者さんなんて言われたりするのもこういうところからなのかなと思ったりもします。

 

これがホールなどに置かれているピアノの場合はどうなるかというと、イベントごとに調律を行うのが普通ですので、年に一度の定期調律というのは必要ではありません。もっと高い頻度で調律はされていますからね。

 

そのかわり年に一度行われるのが保守点検と呼ばれる作業です。

 

調律以外にも内部をじっくり観察し、基準の寸度に調整したり、必要であれば音色を整えたりもします。

一般的には調律は2時間程度と言われるのですが、保守点検は5時間もしくは6時間程度は最低必要です。それくらいじっくり行う作業なんです。

 

ハマる

 

昨日は近くのホールのフルコンサートグランドピアノの保守点検に伺っていました。

正直、そのホールはそこまで使用頻度が高くないので、あまり大きなくるいもないだろうし、これくらいの作業をこれくらいの手順で行えばなんとかなるだろうと、なんとなくのシミュレーションを頭のなかで行ってから作業を開始しました。

最初の3時間くらいは結構調子よく、いい感じでサクサク進んでいたのですが、ある時から急にピアノ全体のバランスがくるい始め、それの修正に時間を取られ、修正したら修正したで、またバランスがくるい、と負のスパイラルに落ち込んでしまい、お約束の時間の間際になってもちゃんと仕上がらないという恥ずかしい状況になってしまいました。

ハマる、という言葉がぴったりな状況でした(涙)

 

 

ロスタイム

 

ホールの事務所の方に状況を説明し、無理をお願いして翌日にも保守点検の続きをさせていただくことになりました。サッカー風に言うとロスタイム突入です。ま、そんなにカッコの良いものではありませんが。

 

昼ころまでの3時間ほどは昨日の続きという様相で、触れば触るほどおかしな方向にしかならなくて、めちゃめちゃ気持ちが焦り、落ち着かない感じでした。

 

こんな時こそ仲間に力を借りようと調律師の友人に電話をかけ、状況を説明したところ

「うーん、まぁそれはそうなるやろなぁ。仕方ないなぁ。がんばってねーー」

という、とてもあたたかいお返事(涙)

 

ま、同意を得れたという点ではちょっとだけホッとしたのは事実ですが(笑)

 

完了

 

そこから気を取り直して作業すること約4時間。

当初の予定通り、ちょうどいい深さの鍵盤、気持ちのいいタッチ、音程のそろったピアノが出来上がりました。

なんとかなってホッとしています。

 

 

今回のドハマりの原因は何だったのかといいますと、これはもう自分への慢心です。

スキルがそこまでないのに出来るだろうと思って、深く考えることなく作業を継続してしまったこと。そして、上っ面だけを見て焦ってしまい、作業を一旦止めて考え直すという意思決定ができなかったことも原因のひとつだと思います。

 

もともと休みの予定だったのが幸いして、なんとか大きな迷惑をかけることもなく無事に終えることが出来たのは良かったのですが、個人的にはものすごい凹んでいます。と同時に、ものすごいたくさん勉強させてもらえたなぁと思っています。

 

昨日と今日だけで随分レベルアップできたんじゃないかな。なーんて、昨日だったらこんな風に考えることなんか全然できませんでしたが、今日はずいぶん前向きに捉えることが出来るくらい復活できました。あーー、よかったよかった(笑)ほんとによかった(笑)

 

 
 

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1973年兵庫県三田市生まれ。三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師としてご家庭やホールなどをまわりつつ、ギターやピアニカ、カスタネットなど、いろんな楽器の修理もできるみたい。 楽器修理以外にもコンサートや落語などのイベント企画や進行業務と音響業務が得意科目。イベントの時に舞台袖に置いておくと全体的に役に立つ便利なナイスガイです。

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