メイドインジャパンの信頼感がほしい

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

メイドイン○○ってどんな目で見られていますか?

前にも書いたよーな

 

どこで作ったのかが大事なのではなく、どんなふうに作られているのか、どんな思考で仕事をされているのかが大事。「メイド・イン・○○に惑わされちゃだめですよ!」っていう記事を3か月ほど前に書きました。

別に舌の根が乾かないうちに逆のことを力説しようっていうんじゃありません。

やっぱりメイドイン○○にこだわられる方は多いですし、でもやっぱりメイドイン○○の予想を飛び越えてくる商品があるのも事実なんです。

 

でもやっぱり

 

先日ヤマハの電子ピアノの納品に伺わせていただきました。

同じご家庭で合計2台の電子ピアノをお買い求めいただき、別々の場所に納品をさせていただいたのですが、作業をしていて感じたことがありました。

 

そのお客様は別々の機種の電子ピアノを1台ずつお買い求めいただきました。

当然製品としてもランクが違いますので細かい部分で差がつくのは仕方ないのですが、組み立てているときの感覚が全然違うモノだったのです。

 

本当に細かいことですが、ネジが回りやすいのはやっぱり日本製でした。しっかり止まっている、がっしりしている、という印象も日本製の電子ピアノからはヒシヒシ感じました。

もちろん日本以外で製造された方の電子ピアノも悪くないんです。単体で見ると十分美しいですし、機能面でもとっても素晴らしいんです。

でも、日本製のものと比較すると一段くらい落ちる感じがしたんですよね。

 

 

細部に宿る

 

「神は細部に宿る」なんて言いますが、これは本当だなぁと思ったわけです。

ドライバーを持ってねじを締める作業をしていたとしても、すんなり回る、きっちり締まる、壊れる感じがしない。これって大事です。

使っているだけの人にはもしかしたら伝わらないことかもしれませんが、めっちゃ重要なことだと思います。

もし壊れてしまった時の対応はどうかというと、これはおそらくどちらの楽器でも問題なく修理が出来ると思うんです。それは電化製品ゆえの特徴でありメリットです。

しかし、今後どれだけ長く持つのかと問われると、ここだけを考える限りメイドインジャパンのものの方が長く長く持ちそうな気がします。

 

だからこそ

 

「だからこそ日本製を買いましょう!」なんてことを言うと思いましたか?

そうじゃないんです。もちろん日本製も素晴らしいとは思います。

しかしそれは今に始まったことではありませんし、皆さんよくよく理解されていることだと思います。

 

そんなことよりもこの信頼感を自分にも持ち合わせることが出来ないかなと思ったんです。

「日本製だから安心」と同じような意味で「平瀬さんだから安心だわ」と言ってもらえるようになること、これが今後の目標の一つになりました。

ねじを一本回すだけでもそれくらいの違いを感じてもらえるような技術力と安心感をもてるようになるには一朝一夕では叶いませんが、日本という国が薄い紙を重ねるように積み重ねてきた信頼と同じように少しずつ信頼を重ねていくことが出来ればいいなと思っています。

 

 

 

☆ヤマハ音楽教室・ヤマハ英語教室 春の無料体験レッスン実施中!☆

The following two tabs change content below.
1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

 - 楽器修理