音楽じゃない?コンクールについて考えてみた
2016/08/24
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
ぼくは一応地元の吹奏楽団に所属しています。
一応って書いたのは本当に一応所属しているという程度で、仕事の関係で練習には
全然行けてませんし、本番だって何年出ていないんだろうという感じ。
なので、ほぼほぼ部外者のような感じの関わり方なんですね。ちょっと寂しいですけどね。
で、そんな感じの関わり方で所属している吹奏楽団が今日コンクールということで
バスに乗って一時間くらいのところで戦ってきたわけです。
ま、ぼくは行けてないんですけどね(汗)
コンクール
吹奏楽にしてもピアノにしてもコンクールというものが存在します。
そして日本だけでなく世界各国にもコンクールは存在します。
現在名だたるピアニストや演奏家、指揮者などは世界各国のコンクールで
入賞することでその名前を世間に知らしめ、今の活躍のための切符を手に入れています。
まぁごく稀にコンクール経験のないような演奏家もいらっしゃいますが、今となっては
返ってレアケース、と言い切れるくらいコンクールは身近ですし定着しています。
音楽じゃない?
コンクールという存在については常に賛否があります。
そもそも競うものじゃないとか、公平な審査なんてできないとか
そういう意見は山ほど聞いています。
もちろん音楽は競うものではありません。
そして審査員も人ですから好き嫌いは絶対あります。
野球やバスケのように点数で判断できるようなルールは存在しません。
だからといって、コンクールは音楽じゃないというのはちょっと乱暴かなと思います。
もちろんコンクール会場で稀代の名演は期待できないかもしれません。
でも、極度の緊張感を持って演奏しなくてはいけないという制限下から生み出される
”何か”は確実に存在すると思います。
波及効果
ちょうどいまピアノにおける世界最大のコンクール、PTNAピアノコンペティションの県本戦が終わり、
全国大会が目前に迫っている時期です。
この本番を控えている皆さんは何をしているかというと、本当に日々ものすごい量の練習をしています。
全国大会に出場するだけでも大変なことなのに、そこでより高いところを目指すためには他の人たちよりも
もっともっと努力しないといけないわけです。
そして出演者はみんなそのことを知っています。
当然ですが、それだけの練習を積むと実力もつきますし、練習に向けての集中力も養われます。
そして、目的に向かう精神力も強く育まれるわけです。
結局
コンクールに参加することで実力がアップするというのはよくある話です。
練習をたくさんするので、結果実力もアップするというのは非常にわかりやすい話だと思います。
でも、コンクールでがんばって得られる一番尊いものは、「がんばる気持ち」だと思うんです。
小さい子供さんであれば、あの時あんなにがんばったと思う気持ちは数年たってもきっと失われないと思います。
たとえば中学や高校の受験の時にだって役に立つかもしれません。
もしかしたら就職の時にも役に立つかもしれません。
コンクールは勝つための練習しかしない、勝つための演奏しか教わらないと
揶揄されることもあります。
コンクールっていうのは勝ち負けを決める場なので、そういう面があるのも事実です。
でも、それを学習して、練習して、積み重ねた時間と、がんばった記憶はきっと人を強くします。
コンクールってそういう面から捉えると、ダメなことばかりではないんじゃないかなと思っています。
コンクールに向けてがんばっている皆さん、そしてそれを支える先生方やご家族の皆さん、
毎日本当に大変かもしれませんが、コンクールの先に
きっといいことがあると思いますからぜひ前向きに取り組んでくださいね!
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