豆まきがない地域の話~文化って大事♪

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

「おには~そと!ふくは~うち!」皆さんご家庭でやられましたでしょうか?

実はこれ、我が家には存在しない行事なんですよね。

 

地域色

 

地域の話をし出すといろんな地域があっていろんな行事があるのはわかっておりますが、今日はあえて当地域のお話をさせていただきます。

当地・三田市は江戸時代にこの藩を治めていた九鬼家の城下町でした。

名前に「鬼」という字が入っていることから、三田の節分での豆まきは一般的な「鬼は外・福は内」ではなく、「福は内・鬼もうち」であるようです。

実際に三田の田舎の方ではそういう風な掛け声で豆まきをする風習があったり、今朝の新聞にもそのような記事が掲載されていました。

 

城下町

 

さきほど「あるようです」なんてふわっとした言い方をしたのはなぜかといいますと、実は同じ地域の中でも弊社のピアノサロン自遊空間Ami(つまり我が家)があるほんまち通りという地域は正真正銘城下町に位置するところでして、ここはやっぱりちょっと特別なんです。お城から直結する道で、当時はかなり賑やかな場所だったんだと思います。

そんな直結城下町(なんていい方があるのかどうかは知りませんが)と言うことだからなのかもしれませんが、この周辺には節分の豆まきという行事がそもそもありません。ないんです。

小さい頃に豆まきをした記憶はあるのですが、それは幼稚園や小学校での経験だけです。

あれはそういう場所でするもので、各ご家庭でするものではないと思って育ちました。

大きくなって世間を見てみると結構どこの家でもやってるんですね。それに逆に驚いたりした次第なんです。

なんでうちではやってないのかな?と気になって家族に聞いてみると、「昔からやってないから」というそっけない返答。でも調べてみると九鬼家の城下町であるこの地域では我が家だけではなく周辺の家も豆まきの文化がありませんでした。これって面白いですよね。

 

音楽も文化です

 

たとえばこの表示。これはなんでしょうか?

097

音楽やってらっしゃる方だったらわかりますよね。4/4のことを指す記号です。

でも、なぜCが4/4なのかはご存知でしょうか?

 

「父と子と精霊の御名によりて、アーメン」というフレーズを聞かれたことはありますでしょうか?

これはキリスト教の教えなんですが、この父・子・精霊の3という数字が文化なんです。

「3」が○で「3以外」は×という考えだそうで(ちょっと説明が簡単すぎますが…)、上のCは実はCではなく、○が欠けているんです。つまり3拍子じゃないよという表示なんです。

 

でもこんなの突然言われてもわかりませんよね。

でも、これが文化なんです。

 

音楽は西洋から来たものですので、西洋の文化、特にキリスト教の文化に多大な影響を受けています。もちろん作曲家の生まれ育った町や国の固有の文化もあります。

そういうものを知ること、そして知って楽譜を読むことが、音楽を楽しむことが音楽の本当の楽しみなんじゃないかなと思います。

 

みなさんの地元にもいろんな文化があると思います。豆まきがあるかないかなんて単純な話ではなく、もしかしたらものすごい秘密があるのかもしれません。

そういう自分の足元的な文化にも一度目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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