楽器屋がおすすめするブランド品ってどういうものなのか、という話
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
皆さんにとっていい楽器、いい楽器周辺アクセサリーって、どういう条件なんでしょうか?
安いものでしょうか?高級なものでしょうか?ブランドでしょうか?
ブランド品
いわゆるブランド品と呼ばれるものがこの世の中にはたくさんあります。
もちろん良いものもたくさんあります。ものすごく丁寧に作られたカバンやお財布などは、使えば使うほど味が出てくる一品だと思いますし、長く使うことに意味を感じます。
しかし一方で、ビニール製のバッグにブランドロゴがど~んと乗っただけのものなんかもあります。これは正直どうなのかなぁと思うところもあります(好きな人は好きでいいんですけどね)。
楽器の場合は使いやすいということと、いい音が鳴るというのが最低条件ではありますが、バッグなど同じようにブランド品というのは存在します。
でも、楽器の場合のブランドというのは「=安心の証」 なんですね。
では楽器周辺アクセサリーの場合はどうかといいますと、これも楽器と同じような感じです。
メーカーのサポートが手厚くて、不便を感じさせないもの=ブランド品、は安心に使ってもらえるという意味でもあるような気がします。
新しい譜面台
つい最近、あるメーカーさんが譜面台を新しく発売しました。
アルミで出来た持ち歩きの出来る折りたたみ式の譜面台で、価格も安くもなく、高くもなく、非常に一般的な一品です。これまでにもよくあるタイプの譜面台、スペック的には特にいいところもありませんし、悪いところも見つかりません(笑)
じゃあ、この譜面台の何がいいのかといいますと、メーカーからパーツの供給があるんです。
ネジが1本なくなったからといって修理はできないので、結局譜面台を購入し直さないといけない、なんていう理不尽な経験をされたことありませんでしょうか?
実はたいていの譜面台はパーツの供給がありませんので、ネジが1本なくなってしまったり、足先のゴムが無くなったりしてもメーカーは助けてくれず、最終的には再購入ということになってしまっていました。
メスを入れる
そういうところにメスを入れたのがこのメーカー。
まぁ、ネジ1本が100円、足先のゴムがひとつ100円という設定は決して安くはありませんが、見た感じ全然壊れていない譜面台を買い換えることになるよりは随分安上がりですよね。
結局、楽器や楽器周辺アクセサリーにとってのブランドというのは、こういった「保守」がちゃんとできるメーカーのものということなります。名前ばかり立派でもフォローできないと全く意味がありません。
もちろん壊してもらって新しく買ってもらうのは商売的には良いのでしょうけど、特に楽器や譜面台などは気にいったものを長く使ってもらうことの方が大切かなと思っていますので、こういうメーカーの取組みは大歓迎です。
この譜面台、見た感じハデなところは全くありませんが、普通に使えるので大好評です。
これから少し先まで見渡してみて、長く使う譜面台をお探しの方に、特にオススメですよ。
少々名前が通っていなかったとしても、安心安全が何よりのブランドです!
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