インベンションと未知の旋律:1時間の音楽旅
vol.2490
三田市と神戸市北区のピアノ教室・音楽教室 平瀬楽器の
ヒラセトモキです。
おはようございます!
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昨日、ピアニストの赤松林太郎さんの
新しいコンサートシリーズ「バッハのいる1時間」という
タイトルのコンサートに行ってきました。
今回の赤松先生が選ばれたバッハはインベンション。
最初はバッハのインベンションだけを
演奏するコンサートなのかなと思っていたのですが、
実際にはインベンションだけでなく、
バッハ意外の色々な曲が配置されていて、
非常に興味深いコンサートでした。
冒頭のトーク部分で赤松先生は、
「自分たちの生まれた時代の音楽が、
温度感的に一番しっくりくるはず」というお話を
されていました。
そういう意味では、昨日のコンサート会場には
バッハと同じ世代の人は誰一人いなかったわけですが、
インベンションとインベンションの間に
挟まれていた現代曲の多くは、
我々の生まれた世代に作られた曲のはずにも関わらず、
どの曲も知らない曲ばかりで、
むしろ緊張感が走る曲、演奏ばかりでした。
一般的にバッハオンリープログラムのコンサートとなると、
少し構えてしまうのが普通だと思います。
しかし昨夜は現代曲に挟まれたことで
バッハのインベンションがリラックスできる音楽、
心地のいい音楽に聞こえ、
時代を超えた凄さが伝わってくるコンサートでした。
我々の中では、
コンサートというのはこうあるべきだという形が
なんとなくあると思います。
しかし、それを守る必要はなく、
もしかしたら崩すことで新しいものが
見えるのかもしれません。
昨日のコンサートはそんなことを
感じさせるものでした。
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