形から理解へ~音楽教育に見る学習の基礎作り
vol.2448
三田市と神戸市北区のピアノ教室・音楽教室 平瀬楽器の
ヒラセトモキです。
おはようございます!
—
昨日は家の法事でした。
お寺での法要で、一番下の甥っ子が父親から所作を教わって
たどたどしい手付きながら焼香を行うというシーンを
目にしました。
彼は決して焼香の意味合いを理解はできていないと思います。
でも、「形から入る」ことができたんです。
音楽教育においてこの原則は極めて重要です。
例えばピアノの弾き方を学ぶ際、
最初は指の置き方や鍵盤のタッチから始めます。
理論や楽譜の読み方を理解できなくても、
この基本的な「形」を通じて、
徐々に深い理解へと進んでいきます。
この方法は、新しいスキルを習得する上での
土台を築くものです。
同様に他の分野でも「形から入る」という
アプローチは有効です。
スポーツ、芸術、さらには言語学習においても、
基本的な形やパターンの習得は、
より複雑な技術や知識へと繋がる
第一歩となります。
形を通じて基礎を固めることが、
最終的には自由な表現や創造へとつながるのです。
先日、ピアノの講師と1の指(親指)で
ドを弾く意味という話になりました。
結局これも、重要な意味合いはあるものの、
まずは形から入り、あとで意味に
近づけばいいんです。
この学び方の美しさは、
知識や技能を機械的に記憶するのではなく、
実践を通じて自然に身につけることにあります。
まずやる・あとでなおす。
形から学ぶ。心は後で入る。
人間の成長の要ともいえるこういう行動って、
いろいろな場面で目にします。
しかし色々な場面で意識をしないといけない
ことだとも思います。
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