どうせやるならピッカピカ!楽器の大掃除ってどうやるの?〜木管楽器編〜
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
今年の汚れ今年のう〜ち〜に!なんていますが、大掃除はお部屋だけじゃありません!一年間酷使してきた楽器もぜひ大掃除してあげてもらいたいんです。
ただし、楽器によってはどこまで掃除したらいいのかわからないものもありますよね。
今日はその分からない楽器の中から、おそらくその代表的なものに含まれるであろう管楽器についてお伝えしたいと思います。
木管楽器
まずは木管楽器。
「木管楽器」とヒトコトで言ってもフルート・オーボエ・ファゴット・クラリネット・サックスといろんな種類があります。
それぞれがそれぞれに特徴のある楽器ですので、これらを一括りにするのはあまりにも雑すぎます。ですので、ひとつずつ見ていきたいと思います。
まずはフルート。
これは日ごろから内部の清掃を含めてちゃんとお手入れをされている方が多いと思いますので、基本的にはその延長線上程度でいいと思います。年末だから、大掃除だからといって気合を入れて掃除をするところは特にはありませんし、ゴシゴシ磨いたからといって特にキレイになるところもありませんし、基本的にはあまり変なことしないのが吉かなと思います。
つづきましてオーボエ・ファゴット・クラリネットですが、これもフルートとほぼ同じような感じで、基本的には日々のお手入れ程度で十分かと思います。
どうしても年末だから掃除をしたいと言っても、実際に手を出せるところがそう多くありません。
指で押さえるキィの部分は金や銀のメッキですので磨けばキレイにはなりますが、力を入れて押さえると歪んでしまいますので要注意です。
木管楽器共通の問題
最後はサックス。
サックスは管体が金属で出来ていますので磨けばピカピカにはなります。
しかし、サックスも他の木管楽器と同じようにタンポという部品が使われています。
タンポとは管体に開いている穴を塞ぐ役目をするものです。
タンポも色々な種類のものがあるのですが、基本的には水分にあまり強くないという性質を持っています。
それに加えて手で触るのがNGとなっています。
これはフルートでもサックスでもオーボエでも一緒なんです。
なので、これまで出てきたフルートやオーボエ、クラリネット等と同じくサックスもそれほどたくさん手入れをする場所はありません。
要するに、木管楽器は全般的にタンポというパーツがある関係上、大掃除だからといって掃除ができる場所っていうのは意外と少ないんですよね。
せっかくだからピカピカにしたいと思ってもゴシゴシ磨くことでキィが曲がってしまったりする危険性がありますので、正直言いますと、何もせずにそのまま置いといていただくのが1番かと思います。
その代わり、余った時間を有効活用していただいて楽譜の整理や楽器のケースの整理などされてみてはいかがでしょうか?
楽器の大掃除、明日は金管楽器のお話をさせていただきたいと思います♪
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