古くてボロいアップライトピアノ
vol.2250
三田市と神戸市北区のピアノ教室・音楽教室 平瀬楽器の
ヒラセトモキです。
おはようございます!
—
埼玉県に住んでいる調律学校の同期から
LINEが届いたのが約1週間ほど前の話。
あちらのお客様が実家にあるピアノを埼玉まで運びたい。
ついてはピアノの状態を見に行ってもらえないか
という依頼でした。
現代では、電子ピアノが優れた楽器として
すっかり定着しています。
それはもちろんその通りで、
手軽で便利ですし、音色のバリエーションも豊富です。
でも、個人的には不便で重くて手がかかる
生のピアノには、電子ピアノに勝る
特別な価値があると思っています。
たとえ古くてボロボロだったとしても、
生のピアノだからこそ感じれることが
たくさんあると思いますし、
何よりも思い入れや感情を呼び起こしてくれるのです。
生のピアノにはピアノそれぞれ違う音色やタッチ、
響きがあります。
どれも均一の電子ピアノとは全く違うところです。
そしてそれは演奏する人の感情や表現力にも
直結しています。
また、古いピアノには間違いなく多くの思い出が
詰まっています。
過去に自分がたくさん触ったピアノに改めて触れることで
家族や友人との楽しい時間や、
練習に励んだ日々の思い出が甦ります。
そのピアノを再び奏でることで、
過去の思い出がよみがえり、心も満たされると思います。
もちろん、ピアノの状態や調律は重要です。
適切なメンテナンスや修理が必要な場合もあります。
しかし、それでも生のピアノは特別な存在です。
そのピアノが持つ魅力や思い出に触れることや、
生のサウンドを聞くことで、
練習や演奏のモチベーションを高め、
より豊かな音楽体験をもたらしてくれると思うんです。
今回埼玉まで移動するお母さんが昔使っていたピアノ、
再び弾いてもらうことで新たな音楽の旅を
始めてほしいなと思います。
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