音楽と記憶の結びつきってとっても大事だという話
2016/08/24
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
皆さん音楽は好きですか?
じゃ、どんなジャンルが好きですか?
じゃ、じゃ、どんな曲が好きですか?
その曲にどんな思いいれがありますか?
鮮明によみがえる思い出
音楽と記憶って結びつくといわれます。
あの頃よく聞いていたこの曲を聞くたびに、あの頃のことが鮮明に思い出される。
なーんてこと、よくありますよね。
他にも受験勉強で音楽を聞きながらされる方がいらっしゃいますが、あれも同じような
ものだと聞いたことがあります。
この単語・年号はあの曲がかかっていた時に勉強していたはずだから…あれだ!みたいな
感じなんだと思います。(実はこの勉強法はやったことないのであやふやですんません)
一つのことを長く覚えておくには適さない人間の脳も、何かと一緒にしまいこんでおくと
取り出しやすいみたいです。
それが音楽なんですね。
記憶と思い
実はぼくにもそういう記憶がいくつかあります。
調律学校時代に授業の一環で連れて行かれたコンサートで聞いた「ピアノ版・展覧会の絵」。
ロシアかどこかのおばちゃんのピアニストで、名前も経歴も全然知らない人でしたが、
演奏にぐんぐん吸い込まれて、最後には涙してしまいました。
なので、今でも「展覧会の絵」は自分の中でもスペシャルな曲です。
あの頃のことを思い出すと同時に、調律の道を志した一番最初のポイントなので、
初心を取り戻すためにもぴったりの曲だと思っています。
(※動画の演奏者は、その謎のロシアのピアニストではありません)
他にもこのような曲がいくつかあります。
そのうちのひとつは越中詩郎というプロレスラーのテーマ曲「SAMURAI」です。
(プロレス好きなんですよねー)
実は今日、移動中にこの曲を聞いていたのですが、なぜこの曲にこんなにも
思い入れがあるのか自分でもわからないんです。
プロレスラー本人に思い入れがあるわけでもなく、彼の試合をよく見ていたわけでもなく、
この曲の作曲者などの情報で引っかかっているわけでもなく。
でもこの曲を聞くとぐあーっと盛り上がってくる謎の感情があるんです。
それって、きっと「この曲を聞くと思い出すあの時代」というやつなんでしょうね。
だから、音楽って大切
具体的に言葉には出来ないけれど、そういう思いって大なり小なり
皆さんお持ちだと思うんです。それが毎日の生活の糧となり、励みとなるわけです。
そういう意味では、やはり音楽は毎日の生活に絶対必要なものなのかなと思います。
日々音楽に携わっている我々は、音楽って毎日の生活に絶対必要じゃないと
思っているフシがあります。
まずは衣食住。お米や野菜やお魚、洋服に家が整い、その次に出てくる趣味嗜好の
一部に音楽が含まれていると考えがちです。
でも、実際には記憶に結びつき、今日も明日も前を向いて進むキッカケに
なるものだと考えると、音楽って趣味嗜好の一部ではなく、毎日の生活に
必要なものなんですよね。
だから、農家の人たちが胸を張ってお米や野菜を作って出荷してくださっているように、
我々も音楽という、眼に見えないけど大切なものを胸を張って提供していきたいなと
改めて思いました。
みなさんも記憶の中の音楽を少し引っ張りだしてみてはいかがですか?
記憶と音楽の棚卸しをしてみてはいかがでしょうか?
そしてその音楽を聞き直し、自分の記憶と向き合うことで、
明日から、来週から、来月から、来年から、また元気に一歩踏み出せる
キッカケになるんじゃないかなと思います。
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