温度と湿度の管理について

   

vol.2210

三田市と神戸市北区のピアノ教室・音楽教室 平瀬楽器の
ヒラセトモキです。
おはようございます!

先日 調律に伺ったご家庭は
防音がしっかり作り込まれた環境に
ピアノを置かれています。

 

防音室って外に音が漏れにくくなっていて
練習には集中できる環境なのですが、
実際には温度湿度の管理が
結構難しかったりします。

 

たいていの防音室の場合、
乾燥が進んでしまい
ピアノにあまりいい影響を
与えないことが多く、
管理が課題になることが多い印象です。

 

そのお家には昨年に引き続き2度目の
訪問だったのですが。
調律自体はまあ普通にくるってるかな、
という程度。
しかし内部のアクションに関しては
非常に良い状態でした。

 

そのお話をすると、温度・湿度の管理は
非常に意識されているようで
在宅で仕事されている時はもちろんのこと、
どなたも不在の時でもエアコンで温度湿度の
管理をしていただいているとのことでした。

 

それぐらいやれば確かに
状態は良くなります。

というか逆に、
それぐらいやらないと状態は
良くなくなるんですよね。

 

ホールに置いてあるピアノは
ピアノ庫と呼ばれる専用の場所に
保管されています。

ピアノ庫の中は24時間365日
エアコンが動いていることがほとんどで
温度・湿度の管理がバッチリされています。

 

ですので、だいたいどこのホールのピアノも
総じて状態がいいんですよね。

 

お家のピアノをそのような状態で
保つことってなかなか難しいと思うのですが、
やればできるんだということをこちらのご家庭で
教えていただいた気がします。

 

無理せずにできる範囲で、ではなくて
大切なピアノを守るためであれば
優先順位を上げてもらう声掛けをしていっても
いいのかな、と思ったりもした次第です。

 

みなさんのお家のピアノの保管状態って
どうなっていますか?

 


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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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