電子楽器は寿命が短い!?

   

vol.2180

三田市と神戸市北区のピアノ教室・音楽教室 平瀬楽器の
ヒラセトモキです。
おはようございます!

ピアノの調律に伺って
よく尋ねられる質問のナンバーワンは

「ピアノって何年持つんですか?」です。

皆さんやっぱり気になるんですよね。

昨日伺ったお客様宅でも尋ねられました。

 

これの答えは、

「ちゃんと調律や修理をすれば
100年でも持ちますよ」

が一般的な回答だと思います。

実際これは本当のことで、
もともとがっしり作られている
ピアノですから
それだけでも長持ちなのですが、

部品がほぼ世界共通ですので
仮にヤマハやカワイといった
大手のメーカーが

パーツの供給ができないとなったとしても
おそらく修理や調整には
問題はないのかなと思います。

 

ですので、寿命が100年というのは
決してオーバーな数字では
ないんですよね。

 

 

一方、電子ピアノやエレクトーンは
どうでしょうか?

一般的にテレビや冷蔵庫等と
同じ電気製品という部類に入る
これらの楽器は、

その商品が廃盤になってから
5年間はパーツの供給がありますよ
というのがルールになっています。

 

ということは、
普通に考えると発売後してから
だいたい5年くらいで新しいモデルが
発売されると仮定すると、

10年間程度は寿命があると
思っても大丈夫なんでしょう。

 

もちろん壊れずに
使い続けることができれば
10年以上使える電子楽器も
あります。
また、エレクトーンのある機種なんかは
発売後相当時間経っているのに
まだパーツがあったりするものもあります。

 

一般的には電子楽器は寿命が短めで
ナマの楽器は寿命が長め、と言われます。

ルール上ではそうなのですが、
これも一概には言えないというのが実情です。

 

特に電子楽器の場合は
壊れてからパーツが手に入らないと
諦める他ないのですが、

壊れる前にケアをしておくと
そこまで行き着く可能性が下がる
ということになります。

ナマだろうと電子だろうと、
楽器ですからやはり日頃のケアが
重要ということですよね!

 

電子楽器、ナマ楽器のメンテナンス、
お気軽にお問い合わせくださいね!

 


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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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