品質こそすべて!安かろう悪かろうではダメなんですよ!
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
専門というわけではありませんが、当店はなぜか鍵盤ハーモニカが得意なお店です。
今日も全部で4台の鍵盤ハーモニカの点検やら手入れをさせていただきました。その時に感じたことを。
高級な鍵盤ハーモニカ、値段で勝負の鍵盤ハーモニカ
鍵盤ハーモニカといえば、昔はヤマハのピアニカやスズキのメロディオンくらいしかなかったんですが、今はいろんなメーカーがいろんな鍵盤ハーモニカを販売しています。
ヤマハやスズキのようにパーツの供給がしっかりしているところや、楽器自体の仕上がり具合で高級感を出しているメーカーや、それとは全く逆方向に、とにかく値段の安さで勝負してくるメーカーもあります。
どのような楽器を使われるかは最終的には使われる方のお考え次第ですので、こちらがとやかくいうことではないのですが、ここで1つ思う事を述べさせていただきます。
品質こそすべて
以前、メイド・イン・なんとかに惑わされたらだめですよという内容の記事を書きました。
メイド・イン・ジャパンにこだわりすぎるのもよくないですし、メイド・イン・他の国々だったとしても結構品質が上がってきていますよということをお伝えしたかったんです。
しかしそれは品質があってのことなんです。
高級品とまではいわなくても、そこそこの品質でそこそこの値段で買えるのでいいんじゃないかという考えを否定はしません。むしろそのほうが庶民的かつ健康的ですよね。
しかし、安かろう悪かろうな商品を持ってしまうと、パーツの供給がなくて修理ができなかったり、メンテナンスにものすごく費用がかかってしまったりして、かえって高くつくこともあるんですよね。
今日も、あるメーカーの鍵盤ハーモニカの修理をしていたところ、見たことないくらいの錆びが発生していました。
これは持ち主の使い方の問題というだけではなく、おそらく楽器そのものの作り方の問題なんじゃないかなと思うんです。
鍵盤ハーモニカは小さいお子さんが口をつけて音を鳴らす楽器です。
その構造の問題上、カビや錆びが起きやすい性質を持ってる楽器ではありますが、それは各メーカーがいろんな工夫をして、少しでもそういうことにならないように努力をしてくれています。
ぼくはお医者さんではないですから錆びと身体の関係はわかりません。
しかし、きっと身体にいいものではないんじゃなかなというのは分かります。
なので、このような状態になる楽器は避けていただきたいなと強く思います。
また、この修理のためにこのメーカーから純正のパーツを取り寄せて修理してみたところ、きちんと音が鳴らずにノイズが発生する事態が起こりました。もう結局全てが安かろう悪かろうなんですよね。
これでは長く使ってもらうためのパーツ供給が全く意味がありません。
良いものを長く使っていただきたいというのは基本です。また、最低限使えるレベルのものを長く使っていきたいという気持ちも十分わかります。
そういう考えと、とにかく安いものを、というのとは全く違うもののはず。
その辺の見分けの仕方っていうのをもっともっと伝えていかなきゃいけないなぁと思った今日の出来事でありました。
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