シゲルカワイの話

vol.2117

平瀬楽器のヒラセトモキです。

おはようございます！

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昨日は友人たちの前で
少しだけお話しをする時間をいただき、
ピアノのお話をさせてもらいました。

ピアノの話というのはシゲルカワイのお話です。

元々カワイというメーカーは
ヤマハと比べてどうしても
低く見られていました。

しかしカワイはヤマハに勝とうではなく
世界で一番いいピアノを作ろうという
コンセプトのもと、

長い年月研究開発を重ね、
シゲルカワイという
素晴らしいピアノを作りました。

その結果、昨年のショパンコンクールでは
2位と6位に入賞された方が
シゲルカワイを選ぶという快挙を成し遂げ、

現在ではヨーロッパでの評価は
完全にヤマハより上になっています。

カワイがシゲルカワイを生み出すために
おこなったことは、

・時間をかけて優れた木材を入手した

・専門の研究所を作り、社内でも特定の人しか
出入りできないような場所にした

・技術者の養成のために世界各国に
武者修行に行かせた

他にも色々ありますが、
こんな風に非常に多岐に渡ります。

しかしそういった苦労を何年も何年も
積み重ねた結果できたのがシゲルカワイ。

そしてそのシゲルカワイがここ10年ほどで
花を咲かせています。

本当に素晴らしい話だと思うんですよね。

厳密に言うと平瀬楽器は
ヤマハの店なのですが、
やっぱりいいものはいいと
正直に言える立場でありたいと
思っています。

ですので
スタインウェイや
ベヒシュタインのような
ヨーロッパのピアノと同じように、

シゲルカワイの存在も
もっともっと多くの人に
知ってもらいたいなと思っています。

機会があればぜひ、
いろんなことを感じながら
弾いてみてくださいね。