イベントでも仕事でも、これがないと絶対ダメだと言い切れるたったひとつのこと
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
今日はあきんどまつりでした。
せいもんばらい
この三田の街には、江戸時代より長く続いていた「せいもん払い」というイベントがありました。
今で言う年末大売り出し的な催しなのですが、このせいもんの時には道路の両側にたくさんの露天が揃い、各お店も大売り出しを行い、それはそれは賑やかな数日間。道にはまっすぐ歩けないくらいにたくさんの人があふれ、本当に活気に満ちていました。
商店街の中に家があるぼくは学校から帰るときにはどうしても人混みの中に突っ込んでいかないといけなかったのですが、そういう必要がない子どもたちには、人が多すぎて危ないから今日だけはいつもの道とは違う道で帰りなさい、と指導があるほどでした。それくらい無茶苦茶な人手だったんです。
しかしそのせいもん払いも時代の流れとともにいろんな変化があり、約10年位前に「あきんどまつり」という名前に変わり、イベント自体の形も変わっていっていました。
いまのイベント
everyday low price ではないですが、大型店舗に行けば毎日が大売り出しのような値段で買い物ができる時代です。商店街の大売り出しなんて正直魅力はないですよね。
それでもやはりこの時期に何かしたいと思うのが昔からの商売人の性なんでしょうか。少しでもご来場いただいた方に喜んでいただけるようにと商店街ごとに知恵を絞ったイベントでおもてなしをしているというのが今のあきんどまつりの現状です。
うちのお店がある商店街では、いろんな飲食ブースとご当地アイドルのコンサートを開催しました。
比較的若い商店主が数人おりますので、いろんなことを考え、実行することができるのがうちの商店街の強みなわけではありますが、基本的に人手が少なくて、思っている事の半分もできているとは言えないような状況です。
しかし今日もたくさんのお客さんにお越しいただき、いろんな食べ物やアイドルたちのライブを楽しんでいただけました。
思い
ぼくらが昔、せいもんで感じていたあの”とにかく楽しかった”という印象を、次はぼくたちの次の世代の子供たちに少しでも感じてもらいたいな、というのが今のあきんどまつりを継続しているモチベーションです。
日々の仕事でもよく言うのですが、なんのためにやっているかが大事なんだと思います。
毎年この時期だから〜とか、お客さんが来るだろうから〜、ではなく、具体的なターゲットを明確にすることで、そのターゲットが喜んでくれる事を提供していくことができればいいんじゃないかなと思っています。
いろんな商店街があり、いろんな商店主がいらっしゃいますので考えを1つにまとめるというのはなかなか難しいことではありますが、少なくともうちの商店街ではお越しいただいたお客様に楽しんでいただけるように、そして昔のせいもんの雰囲気を少しでも味わっていただけるように、という思いで今日も一日がんばらせていただきました。
そんなこと言ってももうせいもんなんて終わったんだから!とか、解雇主義じゃないよ!みたいな声も聞こえてくるかもしれませんが、やはりあの時の楽しかった気持ちを忘れたくないですし、たとえ規模が小さくなったとしても、あのワクワク感や喜びを今の子供たちに持ってもらうことができたらいいなと思っています。
これって、なにげに日ごろの仕事とリンクしているんですよね。
身体はくたくたですが今日も一日がんばれてよかったです。みんな楽しんでくれたかな?
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