JOCに取り組んでいる姿を見て想った、とても大切にしておきたいこと
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
12月に入り、いやがおうにも年末が近づき、少しずつせわしくなってくるこの頃になると、ヤマハ音楽教室の先生方や生徒さんはバタバタと準備を始めます。
え?何の準備かって?それはJOC・ジュニアオリジナルコンサートです。
JOC・ジュニアオリジナルコンサート
「JOC・ジュニアオリジナルコンサート」はヤマハ音楽教室が大事に大事にしているコンサートで、子供たちの素直な心や気持ちを子どもたち自身がそのまま曲にした自作曲を自分で演奏するという自作自演のコンサートです。
当店の店別大会は毎年1月中下旬に行っておりまして、毎回40〜50人の方が出演してくれるのですが、そのどれもが自作自演…つまり、本邦初演の曲ばかり。知っている曲は1曲もない、というそれは不思議なコンサートなんです。
どの曲も共通していることは、いわゆる歌謡曲のように愛だ恋だというテーマの曲はひとつもなく、子供たちの生活に密着したものか頭の中の想像の世界の曲ばかりです。
ピアノやエレクトーンの演奏はもちろん、ピアノの連弾やピアノ&エレクトーンのようなアンサンブル、歌や踊りで表現する場合もあったりとステージは多岐にわたっています。
かにさされたよ
(今はもうなくなっているのですが)過去に全国大会があった折に、「蚊に刺されたよ」という一言の曲を作って全国大会まで進んだ子がいました。ほんの10秒にも満たない曲で、鼻歌と言ってしまえばそうかもしれませんが、その時思った自分の感情に音楽をつけ、自分の声で歌うということがすばらしいことなんだよということをこの曲は教えてくれました。
きっとこの子は「蚊に刺されたよ」という10秒ほどの曲を一生大事に歌っていくんじゃないかなと思います。
鼻歌でいいと思います。自分の気持ちを表現できるということはすごく大切なことだと思うんです。
理想の姿
うちの会社の理念には理想の子供像が書かれています。
返事が出来る子供たち、あいさつができる子供たち、そして感謝の気持ちを表現できる子供たち
そんな子どもたちに育っていってもらいたいと考えています。
この考えはある意味このJOCという取り組みに似ていると思います。
JOCで生まれる曲はどれも稚拙で幼い作品ばかりですが、子供たちにとっては宝物のような曲になります。
今日も受付の周りで生徒さんががんばって楽譜を書いていました。
きっと自分の気持ちを込めているんでしょうね。一音一音丁寧に書いていました。
小さな生徒さんでもみんな一様に精一杯背伸びをしてがんばっています。
こんな風にがんばっている姿を見ていると、こういう力を伸ばしていくことが大切なんだなーと余計に感てしまいます。こういう素直な心という芽を摘むことをせず、まっすぐまっすぐ育っていってもらいたいですね。
JOC・ジュニアオリジナルコンサート平瀬楽器店別大会は来年1月22日(日)
兵庫県立有馬富士公園多目的ホールにて開催です。
ちょっと参加者数が多いため、1部2部の入れ替え制での開催を検としていますので、また詳しい時間等は追って別の記事でお知らせさせていただきます。
ぜひコンサートにご来場くださいませ!
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