たった1ミリだけど
vol.1947
平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
—
「たった◯◯」、「たかが××」
よくいうセリフじゃないですか?
実は「たった◯◯」が
全然「たった◯◯」じゃないことって
あるんです。
今日、初めてのお客様宅に調律にお伺いしました。
25年以上調律をしていないピアノ
ということで
ちょっとビビりながら伺ったのですが、
調律は予想よりもくるっていない状態。
しかしそれよりも
鍵盤やその他アクションに
歪みが生じていて、
どこから順番に直そうかなぁ
という感じだったんです。
中でも気になったのは鍵盤。
お客様が触ってもわかるくらい
ガタガタだったんです。
これらのガタガタしている鍵盤の高さの差は
最大1ミリ程度。
たった1ミリ程度なんですが、
鍵盤の動く距離は約10ミリと決まっています。
なので、1ミリって
かーなーり大きいんですよね。
ただ、この鍵盤のやっかいなところは
深さだけじゃなく高さまでも
くるいまくっているという点。
まずは高さをきちんと揃え、
そして深さを揃えるという手順をふまないと、
根本的な解決にはなりません。
その後はアクションの動く距離や
動作を細かく調整していきます。
さすがに20年以上調律が開いている
ピアノですから一朝一夕では
通常状態にはなりません。
調律と調整をくりかえしつつ
少し長い時間をかけて
直していく形になります。
きっとよくなる。
そう信じて手掛けていきます。
たった1ミリはピアノにとって
結構大きな距離なんですよね。
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