鍵盤ハーモニカの音が気持ち悪い〜〜そんなときには平瀬楽器にご相談ください!
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
数日前、ある幼稚園の先生からお電話をいただきました。ご依頼の内容は楽器のトラブルです。
気持ち悪いんです…!
その先生からの電話はこんな感じでした。
「実は来週末に音楽会が迫っているんですが、合奏の練習をしたら鍵盤ハーモニカの音がどうにも気持ち悪くって…」
鍵盤ハーモニカは「リード」と呼ばれる金属製の部品を息で振動させて音が鳴る楽器です。
息を入れて音が鳴るという構造ですので、当然内部には水分が残り、金属で出来たリードはその水分でサビが生じ、結果的に音程がくるってきたり、ときには音が出なくなったりします。これは構造上仕方がないんですよね。
それに加えて、幼児教育で使われる楽器ということもあるので作りはわりと簡単ですし、またその一方、万全の調律ができている鍵盤ハーモニカというのには今まで1度も出会ったことがありません。
しかし、めちゃめちゃ音程がくるっている楽器の部品を交換することでずいぶんマシにはなります。
ですので今回もそれかな〜?ということで鍵盤ハーモニカとその他の楽器の点検をさせてもらいに伺いました。
楽器の点検作業
1つの幼稚園全部ですので鍵盤ハーモニカはざっと40台程度。
それに加えてタンバリンやカスタネット、シンバルなどの打楽器類が結構たくさんあります。
この点検作業をさせていただくために最初に伺ったときには2時間も3時間もかかってしまったのですが、最近は約1時間ちょっと程度で完了します。
しかしこれは手を抜いているわけではなく、手の抜き方を覚えたわけでもなく、毎年のように伺うので傷んだ楽器が少なくなっていっているんですね。
点検のたびにその場で直せるものは直してますし、直せないものは修理の対応が必要ですよということをお伝えさせていただくようにしています。
ですので、今現役で使っている楽器というのは基本的に使う際に困るような状態ではないものがほとんどなんです。なので、必然的に点検作業が短時間で済むようになっています。
鍵盤ハーモニカ
問題の鍵盤ハーモニカ、備品総数約40台のうち半数ほどがひどい音痴状態でした。
しかし、我々プロの楽器屋が思う音痴と、幼稚園の先生方が考える音痴との隔たりというのは確実に存在します。
修理にはお金も時間もかかることですし、何でもかんでも修理をすれば良いというものでは無いと思っています。
なので、今回は1本ずつの修理の代金を見積もりさせていただき、必要であればご依頼くださいという話にさせていただきました。週末に本番が控えているという点が非常にネックではありますが、こちらも徹夜でも何でもして修理を間に合わせますというお約束をさせていただきました。
行事って大切
幼稚園や保育園、小学校で行われる音楽会というのは大きな大きな行事です。
保護者の皆様も期待して来られるわけですし、先生方も日頃の指導の成果を発揮したいと思われていると思います。
そんなイベントのときに楽器の状態が悪いという理由だけでひどいものをお見せすることになってしまってはほんとにもったいないと思います。
なので、近隣の幼稚園・保育園に関しては音楽会の直前に楽器の点検に伺わせていただくことが増えています。先にも書きましたが、この点検作業を繰り返すことで備品の数もチェックできますし棚卸しもできます。
近隣の幼稚園・保育園にかぎりますが、楽器の点検については特段費用はいただいていません。
楽器の状態が気になるなぁという方はぜひ一度お気軽にお問い合わせくださいね!
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