シンバルはなんで大きな音が出るの?

   

vol.1547

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。

おはようございます! 

昨日は取引先の幼稚園で
楽器のことをお教えする
授業?のような時間を
持たしてもらっていました。

 

●突然の電話

 

その幼稚園の先生から電話があったのが
1週間ほど前のこと。

楽器の修理でお伺いすることの多い
その幼稚園でしたので
また何か壊れたのかな?と思って
電話に出たら全然違う話でした。

 

 

なんでもクラスで近々
音楽会のようなイベントが
あるらしく、

自分たちでかんたんな楽器を作ったり、
楽器の練習をしている中で
楽器の音ってなんで出てるの?みたいな
疑問が自発的に生まれてきたそうです。

 

先生もきっちり答えられる事と
そうではないことがあるので、

これはいちど楽器屋さんに
聞いてみようということになり
招聘されたわけです。

 

●深い質問

 

事前にいただいた質問は結構深くて、

シンバルはなんで大きい音が出るの?とか

木琴はどうして音が出るの?
(木の机を叩いても音は出ないのに)

みたいな感じで、
大人だったら何となくわかるやろう
みたいなことを子供は平気で
聞いてくるんです(笑)

 

 

特にこのシンバルに関しては
ほんとに悩みました。

 

どのように伝えればいいのか
子供に適した言葉は何なのか

いろんな人に聞いたり、
Facebookで友人たちに
尋ねたりもしました。

 

●子供扱いしない

 

Facebookでのやりとりの中で
ある1人の人が

子供であってもきちんと理屈を
説明するべきだと思う

というようなことを
書いてくれたんです。

 

それまでの流れで

シンバルは大きな音が必要だから
そう作られたんだ、

くらいのイージーな説明で
お茶を濁そうと思っていたんですが

やはりきちんと説明しないと!と
思い立ち、イージーな説明に加え、
理屈も伝えるという二段構えで
お話をさせてもらいました。

 

結果としてどこまで伝わったかは
分かりませんが、
子供騙しのような回答には
ならなかったんじゃないかなと
思っています。

 

●本気で関わる

 

やっぱり子供って見てるんですよね。

 

大きくなったときに
あの時のあのおっちゃんは
適当なこと言うとったなぁ~みたいに
思われたくないですし、

嘘で塗り固めるというのも
ちょっと違うのかなと思います。

 

人には本気で関わることが大事と
よく言われますが、

今回の子供さんを通じて
改めてそれを感じさせてもらいました。

 

結果として子供さんも、先生も
喜んでもらえたようですし
良かったかなと思います。

 

 

色々考えさせられた貴重な体験でした。

 


 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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