歓喜の歌が中止に!?
2020/10/14
vol.1498
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨夜Twitterを眺めていると、
センセーショナルなニュースが
目に入ってきました。
中国共産党がベートーベンの
「歓喜の歌」を禁止。
国内外に波紋!
というものです。
●クラシックは別だと思っていた
ふだん政治の事は
あまり口にしないように
しているのですが、
これにはちょっと驚きました。
確かに共産党の国では
思想の統一が必要ですので、
見てはいけないものや
読んではいけないものがある
というのは当たり前なのかなと
思います。
当然ですが音楽も然り。
一時中国では日本語の歌が
全く聞けない・流せない時代も
あったと聞きます。
しかしクラシックはまた別だと
思っていました。
●宗教音楽
今回この「歓喜の歌」が
排除された理由は、
この曲が宗教音楽だと
認定されたかららしいです。
確かにクラシック音楽は
キリスト教の教会での音楽が源です。
すべてのクラシック音楽は
宗教音楽と言えるでしょう。
しかし音楽はその時代やその国の
文化そのものだと思います。
ヨーロッパの音楽を否定する
という事は、
ヨーロッパの文化を否定する
ということになってしまわないかな
と思ったりもします。
●生誕250年
特に今年はベートーヴェンの
生誕250周年の記念の年。
コロナの影響でおまつり騒ぎこそ
ないものの、
本来はものすごくたくさんの
ベートーヴェン関連のイベントが
行われたのではないかと思います。
このタイミングで「歓喜の歌」が
禁止というのはセンセーショナルですよね~。
●方向転換に期待
中国は優秀なクラシック演奏家を
たくさん排出している国です。
世界で活躍している演奏家も
たくさんいます。
そんな人々を生み出した国なのに
こういう判断って
ちょっともったいないなと思うわけです。
おそらく世界中から色々な反応が
ありますので、
何かしら変更があるかと思うのですが、
ちょっと悲しいですよね。
大きな方向転換があるのを
期待しています。
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