べちゃべちゃな音

vol.1477
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
 
「ちょっとね、音がべちゃべちゃしたんですよ」
「え?べちゃべちゃ?」
「いやいや、えっと、べちゃべちゃといっても
湿気がどうのこうのという感じではなくて
音色の話でして…」
●べちゃべちゃ
これ、先日調律に伺った先のお客様との
会話です。
音質とか音色とかを表現する方法って
人によってそれぞれ様々です。
この「べちゃべちゃ」という表現が
ベターかどうかはわかりませんが、
このときはそんなふうに感じたんですよね。
ただ、この感覚というのはお客様には
伝わらない(伝わりにくい)ものですので、
それをそのまま口にしたのはまずかったな
と反省しています。
もっともっと分かりやすい言葉で
伝えるって大事なことですよね。
●UFOキャッチャー
当店で特別レッスンをしていただいている
赤松先生という方がいらっしゃいます。
この赤松先生のレッスンを覗いていると
この表現がすごく巧みなことに気づきます。
「ほら、ゲームセンターでクレーンのゲーム
あるでしょ?UFOキャッチャー。
あれでウィーンってぬいぐるみをとってきて
最後にポトンと落とすやん。あーゆーイメージ」
およそピアノのレッスンでは使われない
キーワードで、
しかも子供にとって分かりやすい言葉で
説明をされます。
楽しいUFOキャッチャーをイメージした
子供はそれだけでニコニコ。
こういう瞬間を垣間見ると、
やはり言葉のチョイスって大切だなぁと
感じるんです。
ほんとに上手に使われる人の言葉は
とてもわかりやすい。
独りよがりになっていない。
伝わりやすい。
そういうのが理想ですよね。
そういう意味では、お客様にお話しした
「べちゃべちゃ」というキーワードは
ちょっとまずかったかなーと思ってます。
もっともっと良い表現を考えて
お伝えできるようにしていきたいなと
思います。
キーワード増やさなきゃね。
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