たとえるコトバの大切さ
vol.1445
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
さすがに調律を20年もやっていると
いろんなコトバが身に付くものです。
●なぜくるうんですか?
昨日お伺いしたお家は、14~5年調律が
あいた状態のピアノでした。
とてもきれいなグランドピアノでしたが
ここ10年ぐらいはほとんど弾いていない
という事だったんです。
とてももったいない。
調律を終えてお話をしているときに、
調律って何でくるうんですかね?
という質問をいただきました。
調律がくるう仕組みはとても単純です。
かなりのテンションで張られた弦が
張られ続けた結果、弦が伸びてしまい
調律がくるうというものです。
これをこれまでにも
いろんな方に何度も何度も
説明してきたのですが、
一番伝わりやすいなと感じたのは
急激なダイエットをした後の
リバウンドというたとえです。
ちょうどこのピアノも
10年以上あいた状態で調律を
させていただきました。
人間の体でいうと
急激なダイエットした状態と同じです。
しかし急なダイエットというのは
すぐにリバウンドが起きてしまいます。
リバウンドというのは調律のくるいです。
そんなふうに例えて説明すると
納得していただけました。
やはりたとえというのは大事ですね。
●クレーンゲームのような
ピアニストの赤松先生に
持っていただいている
特別レッスンの様子を
たまにのぞかせてもらうことが
ありますが、
特筆すべきは
赤松先生のコトバの巧みさです。
小さいお子さんにもわかるように
非常に例えが豊かですし、
しかもウィットに飛んでいます。
ゲームセンターの
クレーンゲームのように演奏する、とか
昔の人では考えられないような
例えをたくさん
持っていらっしゃいます。
こういう言葉選びというのは、
誰かに何かをお伝えするときには
重要なことなんでしょうね。
誰かに何かを伝えるときに
正しいことを言うというのは
当たり前なのですが、
そこでもう一工夫して
伝わりやすい例えを用いる
というのは結構重要なこと
なのかなと思います。
もちろんその例えが
全然違う方向になってしまうと
伝わらないのですが、
バッチリはまると
きっちり伝わります。
コミニケーションにおいて、
たとえの力というのは
とても大事です。
そういうものも駆使して、
日ごろの練習や日頃のコミニケーションを
意識してみても良いのかもしれません。
そんなことを思った昨日の調律でした。
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