楽器の手入れも色々なのです
vol.1398
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日、取引先の幼稚園さんに伺って、
楽器の点検をさせてもらってきました。
●楽器点検
こちらの幼稚園さんは
毎年のように備品の点検を
ご依頼いただいています。
楽器の状態の確認はもちろんのこと、
保管の仕方はどうしたらいいのか、
整備の仕方はどうしたらいいのか、
そういうのを事細かに
聞いてきてくださいます。
もともとしっかり管理されている
幼稚園なので、
これ以上特になにもないと思うのですが、
こういうちゃんとやられているところほど、
徹底的にされますよね。
タマゴが先かニワトリが先か、
って感じです(笑)
●皮の問題
数時間の滞在の中で
度々話題に上がったのが皮。
太鼓類の皮の管理って
結構難しいんです。
特に今のような梅雨シーズンは、
本皮を使っている楽器なんかだと
湿度の影響でベロンベロンに
伸び切っちゃったりします。
で、そのまま暑い夏に突入すると
皮がパンパンに張っちゃったりします。
当然皮も傷みますので、
この時期をうまく乗り切ることが
できるかどうかは重要です。
ただ、皮といってもいろいろで、
動物の皮(本皮)とプラスチック製の
ヘッドとは全く違うんです。
オーケストラが使っているような
高級な大太鼓は牛革が使われていることが
多いです。
でも幼稚園や小学校で使っている
大太鼓は薄いプラスチック製のヘッドが
ほとんどです。
湿気の影響を受けるのは牛革の方で、
プラスチックヘッドは大きな変化はありません。
その他の楽器でいうと、
ボンゴやコンガ、タンバリンなども
牛革が張られているものが多いです。
牛革ですので湿気による影響は結構大きく、
この時期のこれらの楽器の皮は
ビロンビロンに伸びちゃいますし、
全然鳴りません。
このあたりの保管の仕方、
手入れの仕方って簡単ではないです。
●教育楽器ではあるけれど
カスタネットや鈴などの
教育楽器がたくさんある幼稚園なので、
他の楽器の扱いも同じような感じのように
思われますが、
実際には同じ教育楽器の中でも
手入れが必要なものとそうでないものが
あります。
どれが手がかかって、どれがそうでもないのかを
知っていると知らないとでは
大きく差が出てきますので、
一度どこかのタイミングで
すべての楽器の点検をされることを
おすすめします。
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