上手になるにはどれくらい時間がかかるんですか?
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
「上手になるにはどれくらい時間かかるんですか?」なんて質問をちょくちょくうかがいます。
これは子供さん対象の音楽教室ではまず聞かない質問です。
上手というレベル
楽器でいうと、ピアノ、トランペット、サックス、ギター、ドラムなどが比較的それらの質問が多い楽器のような気がします。
要するにおとなになって楽器をはじめたいなと思われたときに、はじめてみたい人気の高い楽器、ということですね。
早く上手になりたいっていう気持ちはすごくわかります。それに練習の時間は短い方がいいという気持ちもよくわかります。
ただ、その『上手』というレベルが人によって違いますので、「どれくらいやれば上手になるんですか?」というご質問にはなかなかお答えしづらいのが正直なところなんです。
楽器別・上手になる順番
例えばトランペットやサックス等の吹奏楽器の場合は、まず音を出すことが難しいんです。
① 音が満足に出るようになる
↓
② 楽譜を見て演奏できるようになる
↓
③ 良い音で演奏できるようになる
↓
④ 楽譜をパッと見てさっと演奏できるようになる
これが上手になる順番です。
一方ピアノやギターのように、とりあえず持った瞬間から音が出るような楽器の場合、音を出すという部分ではハードルは低いかもしれませんが、その他の部分で高いハードルが待っています。
例えばピアノの場合は両手で弾く、ペダルを踏む、などなど普段やったことがないような事を求められます。
ギターの場合はコードを押さえる指使いを覚えなくてはいけませんし、反対の手ではビックを使って弦をかき鳴らさないといけません。
この両手を片方ずつ違う動きをさせるというのはいきなりやってもなかなかできないものです。
ドラムにいたっては見た目通り、両手両足全部使いますので最初から全然イージーではありません。
練習は不可欠
すべての楽器に共通して言える事は、上達のためには練習は不可欠という事です。
早く人前で演奏できるようになりたいという気持ちはすごくわかるのですが、ある程度上達するまでには練習の時間が絶対必要ですし、上達してからも練習は必ず続けていかないとレベルを保ちつづけることは出来ません。
じゃあいいや、と放り投げるのではなく、おとなの方にとっては、ずっとずっと長く続けていただく趣味として楽器というのはとても良いものだと思いますので、今スタートして数年後に上手になるところ目指し、少しずつ努力していただくことが大切なんじゃないかなと思います。
焦らず、くさらず、こつこつと続けること。
これは子どもでもおとなでも同じです。でも同じことをやったらおとなはなかなか吸収しません。でもそれはみんな一緒なんです。新しいことを始めるというのはいずれにしても何らかのハードルが待ち構えています。
それを克服した先に、「人前で演奏してかっこいいオトナの姿」が待っているんだと思いますよ。
ぜひぜひいまから努力スタートしてみましょう♪
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