その仕事、科学的?長期的?
vol.1251
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
数年前から通ってるMG研修は
表向き数字の勉強なのですが、
数字だけでなく色々な大切なことを学びます。
というか、自然と学ばせてくれる場なんです。
●STLoWS
研修で色々と書いてきたメモを
まとめているevernoteのページがありまして、
それをたまにチラチラ眺めているのですが、
今さっき見ていてふと目に止まったのが
STLoWSというコトバ。
これは仕事に対する考え方をまとめたもので、
科学的に考えられているか、
視野は広く持てているか、
長いスパンで考えられているか、
バランス感覚はどうなのか、
などなどのチェックポイントを
教えてくれています。
で、今日はぼくが担当している
調律という仕事を
これに当てはめて考えてみました。
●科学的?
調律という仕事は
一般的には職人的な仕事だと
思われがちです。
事実その側面もあります。
でも、実際にはかなり科学的。
たとえば鍵盤の動きはテコの原理
そのものです。
調律の仕組みだって科学や数学を
無視して出来ません。
その他のアクション部分も
しっかり考えて作ってあるから、
知識がある人であれば
誰でも修理ができるんですよね。
それは科学的!
また、ピアノという楽器は1年や2年で
壊れる楽器ではありません。
ご家庭に設置してから5年、10年、20年という
長いスパンで、いい状態を保てるように
していく必要があります。
電子楽器とは違うロングスパンな考え方も
調律師ならではなのかなと思います。
そして、調律だけじゃなく、
修理や調整も含めて
ピアノ全体を見なければいけない
視野の広さが必要なのも同じですね。
まさに考え方としてはSTLoWSに
ぴったりかなと思います。
●誰が作ったんだろう?
昨日、修理でお預かりした
ピアノのアクションを持って
お客様宅をお邪魔しました。
内部の清掃をしていると
傍らに置いていたアクションを
しげしげと見ながら
お客様がこんなことを一言。
「こんなの、誰が作ったんだろう…?」
やはりきちんとした思想のもとに
作られたものは人を魅了するのでしょうか。
最初に作られてから現代まで
それほど大きな変化が加えられることなく、
ピアノという楽器は進化してきました。
調律師もピアノの大切なところは守りつつ、
今後も大切にしたい目線だけは
忘れずに関わっていきたいですね。
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