±0.02セントまで追い込んじゃう！？

vol.1250

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます！

昨日あるメーカーから
ちょっと興味深い新商品の
案内が届きました。

それがこちら。

●超高性能チューナー

これはVOXのVXT-1というチューナー。

属性的にはギターを弾く人が使う
ペダル型のチューナーなのですが、
その性能がなんといっても際立っています。

なんと、± 0.02セントの違いを
聞き取ることができる
超高性能チューニングモードを搭載
とのこと。

でもこれって一体どういうことなんでしょうか？

●シビアな現場でも

メーカーのホームページを見てみると、
レコーディングやライブ等の現場では
非常に厳密なチューニングを
求められる場合があるので、

そういう現場にも対応できる
本格的なチューナーを、ということで
デザインされたのがこの商品らしいです。

確かにレコーディングは録音物として
残ってしまいますので、
チューニングの乱れはNGです。

しかし0.02セントまでの厳密な違いって
聞き分けることができるのでしょうか?

●調律師は

一般的に耳が良いとされている
調律師ってどれくらいまで
音の違いを聞き分けることが
できるのでしょうか？

少し調べてみると、調律という仕事では
0.2セントの違いを聞き分けて
作業をしているそうなんです。

もちろん人によって聴力は違うと
思いますが、
概ね0.1-0.2セント程度だと
思って問題はないでしょう。

ということは、このチューナーの
±0.02セントってどんな次元の
世界なんでしょうね。

●追い込む感

たまたま前のブログでも書きましたが、
音楽って数学ではありません。

数字では表せない部分が多いんです。

自分はチューナーでピッタリあっていると
主張しても、
他のメンバーとあっていなければ、
それは音楽としては正しくないわけです。

しかし、こういったチューナーを使って、
音程のトレーニングをするというのは
とてもいいことです。

いい音程で演奏するためには
どのようにすればいいのか
訓練を重ねる意味は大いにあると思います。

ちょうどこのチューナーの謳い文句に
このようなことが書いてあります。

±0.02 セントまで追い込める、
超高精度チューニング！

ご自身の耳を鍛える意味も込めて、
追い込んでみるのもいいかもしれませんね。

目指せ！±0.02セント！

（日常生活では不要ですけどね（笑））

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