二礼二拍手一礼と楽章間の拍手について

vol.1227

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
あけましておめでとうございます

旧年中は大変お世話になり
ありがとうございました

今年も
「音楽でこの町の笑顔を増やします」
という思いを実現できるよう
スタッフ一同努力してまいります

どうか変わらぬご愛顧の程
よろしくお願いいいたします

●初詣

固い挨拶は程々に…（笑）

今朝というか昨夜、
紅白歌合戦を見終えてから
近所の神社に初詣に伺いました。

ついたのは12:30頃だったかと
思うのですが、
もう結構な人で賑わっていました。

で、参拝の列に並んでいるときに、
こんな声が聞こえてきたんです。

「ねぇねぇ、鈴鳴らしてから
どうするんだったっけ？」

「２回拍手して、
２回お辞儀じゃなかった？」

「え？いつお賽銭入れるの？」

いわゆる神社の参拝ルール、
二礼二拍手一礼のことを
言っているんだと思うんです。

いまは結構どこの神社でも
このルールについて張り紙が
してあったりしますので、

いざその場まで行ってみると
戸惑うことはなかったりします。

こういう基本的なことを
きちんと伝えてくれるって
いいことだなぁと思います。

しかし、一方で
形だけを模倣してしまいがちかなーと
思ったりもします。

お正月の参拝って、
昨年までの一年間の感謝をお伝えしたり、
今年一年間の抱負をお伝えしたり
する場だと思うんです。

お賽銭を入れて、
形だけの参拝をしていては

心がどこかに置いてけぼりに
なってしまってないかなぁと
思ってしまったりするんですよね。

●ルールは大事、でも気持ちはもっと大事

複数の楽章に分かれた交響曲の場合、
全楽章の演奏が終わってから
拍手をする、というのが
ルールとして定められています。

しかし、コンサート会場では
楽章の途中で拍手しちゃう人が
いらっしゃいます。

度々話題に上がる楽章間拍手問題です。

初心者はちゃんと勉強してから来い！
という方もいらっしゃいますし、

まぁそんなに目くじら立てなくても、
という方もいらっしゃいます。

ある指揮者の方なんかは、

まだこれだけクラシックをご存知でない方が
いるということは、
聞いていただけるチャンスがあるんだと
前向きに捉える、

なんてことをおっしゃってたりします。

もちろんルールはルールで大切です。

でも、その楽章の間で拍手したくなった
気持ちってのも少しだけ汲んであげて
ほしいなぁと思うんですよね。

きっと演奏が良かったから
思わず拍手しちゃったはず、
なんですよね。

●どちらも大切

ルールと感情は常に表裏一体のはず。

伝統のあるものはそれらを
うまく融合させて進化してきているんです。

クラシック音楽も神社の参拝も、
ルールと気持ちのどちらもが大切。

どちらかに偏りすぎず、
どちらにも配慮できるように
するためには

きちんと学ぶこと、
そして理解することが何よりも
大切かなーと思います。

だからこそ、まずは興味を持ち、
次は学んでいきましょう。

ルールだけに囚われすぎず、
気持ちだけで動かない。

バランスのいい人に我々も
成長していかなくっちゃ。

そんなことを感じた
新年の初詣でありました。

改めまして、
今年もどうぞよろしくお願いいたします！

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