比べなくていい音楽がある

JOCとコンクールは、そもそも比べるものじゃない
ピアノを習っていると、いつか必ず耳にする言葉があります。
「コンクール」「結果」「評価」。
その一方で、あまり知られていないけれど、
まったく違う価値観で作られている舞台もあります。
それが JOC(ジュニアオリジナルコンサート) です。
JOCは、作曲した曲を自分で演奏するコンサート。
誰かの曲を上手に再現する場ではなく、
「自分で作った音楽を、自分の音で届ける」ことが前提にあります。
作曲して、演奏するという体験
JOCでは、ピアノやエレクトーンのソロだけでなく、連弾やアンサンブル、
時には家族との共演もあります。
歌詞をつけて歌う子もいれば、ジャンルも雰囲気も本当に自由。
当たり前ですが、知っている曲は一曲もありません。
でもその分、そこに並ぶのは「その子にしか作れない音楽」ばかりです。
コンクールと同じ土俵で考えない
よく聞く「ヤマハの子はコンクールに勝てない」という言葉。
でも、それは比べる軸が違うだけではないでしょうか。
コンクールはピアノの競技。
一方でヤマハ音楽教室は、ピアノだけでなく“音楽”を学ぶ場所です。
走っているコースが違うのに、同じゴールで比べるのは少し無理があります。
どちらが上か下かではなく、
そもそも別の競技だと考える方が自然だと思います。
正解のない音楽だからこそ
JOCには、正解も順位もありません。
ぶっちゃけ、演奏を間違えたかどうかすら判断できません。
なぜなら、その曲の正解を知っているのは作った本人だけだからです。
その瞬間に感じたことを音にして、人前で演奏する。
今すぐ評価されるものではなくても、きっと何年か後に
「自分の思いを伝える力」として残っていく。
JOCには、そんな時間が詰まっている気がします。
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