ピアノ調律はなぜ必要?置いているだけで音がくるう理由

   

おはようございます。
平瀬楽器のヒラセトモキです。

ピアノは「置いているだけ」で音がくるう楽器だとご存知でしょうか?
弾いていないのに調律が必要なのは不思議に思う方も多いですが、
実はピアノの構造に理由があります。


ピアノがくるう仕組み

ピアノは88鍵に対して200本以上の弦が張られています。
1本の弦には80〜90kgもの張力がかかり、全体では約20トンという大きな力が常に働いています。

そのため、温度や湿度の変化で木材や金属が膨張・収縮し、弾かなくても音程がずれてしまうのです。
特に三田市や神戸市北区のように、夏は高温多湿で冬は乾燥が厳しい地域では、
ピアノが環境の影響を強く受けます。


調律を怠るとどうなる?

  • 音が濁って響きが不快になる

  • 伴奏に合わせて歌ったり演奏したりしにくい

  • くるった音に慣れてしまい、特に子どもの耳の成長に悪影響が出る

  • 弦が伸び切って戻りにくくなり、修理が必要になるケースもある

美しい響きを保つだけでなく、正しい音感を育むためにも調律は欠かせません。


調律のタイミング

  • 一般家庭 → 年1回が目安

  • 三田市・神戸市北区など気候変化の大きい地域 → 年2回がおすすめ

  • 新品ピアノ → 弦が安定しないため年3〜4回の調律が効果的

  • 音楽教室・学校 → 年2〜3回が望ましい

ちなみに平瀬楽器の教室のピアノは年間3回程度調律して、
常に良い状態を保つようにしています。


プロに任せる理由

ピアノは自分でメンテナンスできない楽器です。
どんなに演奏が得意でも、調律は専門の調律師に依頼しなければなりません。

定期的な調律は、楽器を長持ちさせるための最大の秘訣です。


まとめ

  • ピアノは「置いているだけ」で音がくるう

  • 気候変化の大きい三田市・神戸市北区では特に調律が重要

  • 年1〜2回の調律を目安に、美しい音を保ちましょう

平瀬楽器では、三田市・神戸市北区エリアを中心にピアノ調律を承っています。
「最近音が合わない」「久しく調律していない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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