非日常の場だからこそ気をつけなきゃいけないこと

   

vol.1194

 

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。

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ステージって非日常の場所だと思うんです。

だからこそ色々ルールがあると思うんですよね。

 

●音楽と芝居

 

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
ぼくは仕事とは別に趣味でお芝居をやっています。

一番最初、演劇というものに触れたとき、
すでに音楽の仕事をしていたので
舞台のルールやマナーは
知っているつもりでした。

しかし全然違うこともいくつかあり、
驚愕をしたものです。

 

 

たとえば、

舞台袖の幕は絶対に触っちゃダメとか、

舞台袖で待機しているときに
客席から見える場所にいるのはダメとか。

 

 

それらのダメはそれまで音楽の世界で
生きてきたぼくにとっては
すぐには理解できないものでした。

 

でも、よく考えてみるとそのとおりなんですよね。

 

 

●日常と非日常

 

演劇というのは非日常を見てもらうものです。

作品によっては
舞台上が未来になったり過去になったり、
宇宙になったり海の中になったりもします。

つまり、客席から見ている人に、
舞台の上は別の世界なんだということを
印象付けないといけません。

 

現実の世界と非日常の世界をつなぐのは、
客席と舞台の境目と舞台袖の幕になります。

その世界観が変わるつなぎ目の袖の幕が
本番中にゆらゆら動いてしまうと、
お客さん的にはとっても気になります。

 

また、舞台袖に待機している人が
ちらっとでも見えてしまうと、
お客さんは急に現実の世界に引き戻される
感じになるわけです。

 

そういう意味を込めて、
最初に色々言われたんだと思います。

 

 

●音楽も一緒

 

先日、ある方が舞台袖から見える
ダンスかなにかの本番の様子を
SNSにアップされていました。

 

その写真には次の出番を待つ人が
袖幕ギリギリのところで
たくさん待機している様子が
写っていました。

 

お友達ががんばっている様子を
近くで見たい気持ちは
とっても分かるのですが、

その待機している様子が
きっと客席から丸見えなんです。

それってとっても残念です。

お客さんから見たら
全然非日常じゃなくなるんです。

 

イベントとイベント会場は
いつも非日常の場所であるべきだと思います。

 

ダンスだったら大丈夫とか、
コンサートは平気だからとか、
そんなことはないと思うんです。

 

 

一般的なコンサートや発表会では
なかなか言われないことだと思いますが、
お客様にもっと楽しんでいただくために、
そういうところも意識したほうが
いいんじゃないかなぁと思うんです。

 

みなさんが最近出演された舞台、
ご覧になられた舞台ってどんな感じでしたか?

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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