様々な楽しみ方
初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは~♪
皆さんは落語を見に行ったことはありますか?
聴きながら場面を想像する
大阪の天満神社繁盛亭は皆さんご存知ですか?
この繁盛亭は2006年に復活した寄席。上方落語の定席の一つで
落語や漫才などの興行が連日行われています。
先日長くお付き合いさせていただいている落語家さんが
この繁盛亭で独演会を行われるということで早めに仕事を切り上げ
伺わせていただきました。
落語家さんというのは舞台の座布団の上で様々なお話をされます。
ほんの少し声色を変えたり、アクセントを変えることで何人もの人が
どんどん登場します。目に見える人はひとりなのにまるで
誰かと誰かが会話しているように聞こえてきます。
拍子木をパチンと鳴らすだけで場面が変わったりもします。
まるで目の前でお芝居が繰り広げられているように場面がイメージできます。
基本は同じ
実は落語家さんが話される噺いわゆるネタは内容が決まっています。
いわゆる古典落語と呼ばれていて、師匠と呼ばれる先生から
一つ一つ口伝えで習得したものを舞台で話されます
また同じネタをされても表現する人が変われば笑いのポイントも
違いますが、たくさんの人の手を渡り変化する部分もあれば変わらず
守られている部分もあるというのはとても面白いものですね。
音楽も同じで、同じ楽譜をみて演奏されていても演奏者によって
全く解釈が違うことはもちろんあります。
しかしその道のプロと呼ばれる方々は基本を大切にし
常に鍛錬を重ねていらっしゃいます。
その様々な表現をみて楽しませてもらっているのだと思います。
人を楽しませる、感動させるための鍛錬には終わりがありません。
終わりがないけれどより良いものを見せようとする人の
素晴らしさを改めて感じることができました。
皆さんも一度、そんな目線からも楽しんでみてください。
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