調律師って特別じゃないです

vol.1116

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます！

調律師ってちょっと特殊な仕事じゃないですか。
でも特別な人ではないんですよね。

●調律師協会

日本ピアノ調律師協会の兵庫地区に所属している
調律師は80人弱。

だいたい全体の半分くらいが所属している
ということなので、
兵庫県内に150人くらいの調律師が
存在しているようです。

兵庫県の人口が547万人なので、
その割合は0.003％。

たしかに多くはないですね。

ぼくは兵庫県の中小企業家同友会に所属していますが、
ここの会員は1600名。その中で1名。
ここでは0.06％。母数が少ないからですよね。

●特殊な仕事ではあるけれど

たしかに人数は多くはありません。

ということは特殊な仕事ではあると思います。

でも、特別な人間というわけではないんです。

よく尋ねられる

「絶対音感を持っているんでしょ？」

的なお話です。

残念ながら調律師は絶対音感は持っていません。

調律って相対音感で行う仕事なんです。

一般の方々よりは耳がよいかもしれませんが、
それ以外はきっと普通です。

魚屋さんが上手に魚をさばけるのと同じ。
ピアノの調律の仕方を知っている
というだけです。

●よく知っていないとダメ

とはいうものの、
調律師はピアニストやピアノの先生と
日頃から話をする機会の多い仕事です。

調律以外にもピアノの構造や歴史なども
知っていないといけないんです。

ピアノのいいところも悪いところも
よく知っています。

もしかしたらピアノの先生よりも、
ピアニストよりも知っているかもしれません。

だから、ピアノを選ぶときって
楽器店の営業さんでもいいんですが、
調律師に聞くがベターだと思うんです。

ピアノのことでわからないことがあれば、
まずはピアノの先生に聞く、
それでもわからなければ調律師に聞く。

調律師は特別な人ではありません。
（変わった人は多いかもしれないけど）

いつでも気軽にお問い合わせくださいね！

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