主よ人の望みの喜び「よ」?

   

vol.1096

 

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
「主よ、人の望みの喜びよ」って曲、ご存知ですか?

 

●有名な曲

 

「主よ、人の望みの喜びよ」はJ.S.バッハ作曲のカンタータ。

全10曲からなる楽曲の10番目がこの有名な曲です。

タイトルはご存じなくても聞いたことがあるという方は
少なくないと思います。

 

 

発表会やコンサートなんかでも演奏されることの
多いこの曲、
割とよくある問い合わせのひとつにこんなのがあります。

 

「主よ、人の望みの喜びよ」って、
最後は「よ?」「を?」

 

 

●正解はない

 

他にも有名なピアノ曲で
ブルグミュラー25の練習曲に含まれている
「乗馬」という曲があります。

少し前までは「貴婦人の乗馬」と
呼ばれていました。
たぶんきっとこっちのほうがメジャーな
呼び方だと思います。

 

 

でもね、ぶっちゃけいいますと
正解って無いんです。

 

たしかに一般的には
「主よ、人の望みの喜びよ」という表記が
多いです。

でも、
「主よ、人の望みの喜びを」
でも間違いではないんです。

 

 

なぜならこの曲はバッハが作った曲なので
もともとはドイツ語なんです。

で、そのピアノ編曲版が有名になって
英語でつけられたタイトルが
Jesus, Joy of Man’s Desiring」。

これを訳したのが「主よ、人の望みの喜びよ」
なんです。

 

 

●出典は大事

 

発表会やコンサートのプログラムでの表記って
こだわられる方がいらっしゃいます。

ぼくもどちらかというとそっち側の人間です。

タイトルも作曲家の想いが込められたものです。
だから表記はできる限りきちんとしたい。

 

 

でも、それが日本語訳となると話は別です。

こだわるべきは「よ」か「を」かという
細かいポイントではなくて、
他にも気にしないといけないところは
たくさんあるはずなんですよね。

 

 

こだわるべきところとそうじゃないところ、
よーく考えてこだわっていきましょね!

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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