日頃聞く音と音色と環境

   

vol.1085

 

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

ピアノは鍵盤を叩けば音の出る楽器でです。
でも、弾く人によって音が違う楽器でもあります。

この音の違いは一体どこから出てくるのかなと
ずっと思っていました。

もちろん腕の重さとか落下速度とか
科学的な根拠はいろいろあります。
でもそれだけではない、何か別の原因が
きっとあると思っていたんです。

それが少し分かったかもしれません。

 

●関西弁を話す子供

 

関西弁を聞いて育つと
小さな子供も自然と関西弁になります。

英語を聞いて育つと当然英語を喋ります。

 

これは育ってきた環境によって
左右される当たり前の結果です。

それ自体は誰も異論はないと思います。

 

 

日本とヨーロッパの大きな違いの1つに
湿度の違いがあります。

日本は木造住宅ですし、畳の床で暮らしていますし、
そもそも湿度が高い環境ですので、
ピアノをはじめとする楽器の演奏というのは
少々不利・不便な面が多いです。

 

一方ヨーロッパは石で作られた家が多く、
その上湿度が少ないということで、
同じピアノを弾いたとしても
音の飛び方が全然違います。

湿気に影響されることが少ないので
鍵盤を無理矢理押し込む必要がない。

軽く叩いても軽く音が出る。
そういう環境なんです。

 

●環境と耳

 

そういう環境で育った耳は
当然その音が普通の音だと感じるわけです。

自分の出す音もこの音というイメージが
ありますので、
おそらくヨーロッパの人が日本に来て、
楽器のコンディションは多少違ったとしても
自分の耳の感覚に音を合わせてくるんだと
思います。

 

これが科学的なメカニズムとは
直接関係ないかもしれませんが、
弾く人によって音色の違う
決定的な理由なのかなと思います。

 

●浪花節

 

東京と大阪とで音楽の表現が違うと
いう話はよく聞きます。
大阪はどうしても浪花節だっていいますよね。

 

これと全く同じで、日頃耳にしている音によって
表現する音楽や音色の違いも
出てくるのかもしれません。

 

という事は、やはり「良い音を聞く」という事は
とても重要なことなんでしょうね。

 

どうすればそういう環境が作れるのか、
そう意識できるのか。

 

いっぱい考えていかないといけないことが
ありそうですね。

同時に細かいディティールも併せて
伝えていただけるとうれしいですね。

 

さ、もっとマニアックに攻めていきましょうか!(笑)

 

 

★毎日発行メルマガ「音楽で、この町の笑顔を増やします。」発行中!登録してくださいねー

ピアノ解体ショー今年も開催します!申込み受付中で~す!

平瀬楽器のLINEに登録してください♪ おとなのケンハモ体験会開催します!

楽器に関するちょっとした知識や
セール・お知らせなどを月に2〜3回
お届けします!

PCでご覧の方はこちらを クリックしてください♪

子供の楽器から大人の鍵盤楽器へと
進化した鍵盤ハーモニカの可能性に
触れてみませんか?
体験会参加者募集中です!


詳しくはこちらを
クリックしてください♪

鍵盤ハーモニカのクリーニングはこちらをご覧ください

 

2019年の動画(85本目標!)
◆わくわくコンサート ダイジェスト!(82/85)

The following two tabs change content below.
1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

 - ピアノのこと, 考えていること