ピアノのことが好きになる!ピアノに興味を持ってもらう!ピアノ解体ショーをやって感じたこと

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

ピアノの解体ショーってご存知でしょうか?

 

構想1年

 

一昨年の夏休みが終わる頃、ある保護者さんと会話を交わしていました。

「うちの子、自由研究がまだ出来ていなくって。音楽教室に行ってピアノの中身でも見せてもらってきたら?って言ってるんですよ」

そんな他愛のない会話の中から生まれたのがピアノ解体ショーでした。

ピアノの中身をじっくり見てもらう機会は実はそんなに多くない → ピアノのことを知ってもらうきっかけになるかもしれない → ピアノをもっと好きになってもらえるかもしれない

でも、どうせやるならたくさん人が来てくれる夏休みが始まるタイミングがベターなのでは?というスタッフからの意見もあり、そこからちょうど1年間じっくり温めて翌年の夏休みに開催いたしました。

結果は大変好評で、その翌年(つまり今年ですね)も開催。今年も大変ご好評いただきました。

 

解体ショー

 

ピアノの解体ショーは割とメジャーな企画で、全国いろいろな楽器店さんでやってらっしゃいます。

しかし、決まったプログラムがあるわけではなく、良く言えば自由に、悪く言えば好き勝手に調律師がやっています。

ただ、誰でも出来るのかというとそうではなく、人前でしゃべることが苦手な方にとってはあまり得意科目ではないようです。

というか、調律師ってそういう仕事じゃないですから、基本的には苦手な部類に入る仕事なんですよね。職人ですもんね。

しかしその点、ぼくはそこにはほとんど苦手意識がないので気軽にやっちゃっています(笑)

 

ある参加者

 

通常の解体ショーはお子様が対象ということもあるので、だいたいは親子で参加されてます。ご両親が来られることもありますし、お友達を誘ってきてくださった方もいらっしゃいます。

しかし、今年の夏に行った解体ショーに、あるピアノの先生が参加されました。

その方はおひとり。しかもちょっと離れた土地からの参加になりました。

なんで来られてるのかな?と不思議に思っていたのですが、実施から数ヶ月経った本日、その先生から相談がありました。

「うちの生徒の前で解体ショーやってもらえないかしら?ちょっと遠方だけどいいかしら?」

 

通常の調律だろうと、解体ショーだろうと、ピアノの仕事に関しては調律師の自分の仕事だと思っています。なので、こうやって声をかけていただけることって嬉しかったんですよね。

「はい、喜んで!」一瞬で答えをさせていただきました(笑)

おそらく年内には新しい場所での解体ショーをさせていただくことになると思います。うれしいですね。

 

インプットとアウトプット

 

解体ショーを1回やるためには、ピアノの構造についておさらいして必要があります。

勉強をするということは色々なことを吸収できるのですごく大事なのですが、それを外に出すアウトプットがもっと大事とよく言われます。自分にとって解体ショーはちょうどそれに当たるんですね。

もともとはピアノのことを知ってもらうために、ピアノを好きになってもらうためにはじめた企画だったのですが、こうやって店を飛び出して機会をいただけることになってすごく嬉しいです。

 

もしご自宅で解体ショーをしてみたいという方がいらっしゃいましたらお気軽にお声掛けください。

めちゃめちゃ遠くじゃなければ、比較的軽いフットワークで伺わせていただきますよ!

こういう機会を通じてピアノを好きな子どもたちが増えてくれれば幸いです。

 

※昨年開催の様子です

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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