チューニングを合わせたら
vol.891
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
先日の話です。
キャリアコンサルタントの方が、
ある会社の社員さんと面談をしたときの
話を、その会社の社長さんから伺いました。
もともと少し発達障害の気がある社員さんだったのですが、
会社のみんなの協力のおかげで社内にも溶け込んで
がんばってやっていました。
が、やはり少し大変だということで
面談を受けることになったそうです。
社長さんがおっしゃってたのですが、
そのキャリアコンサルタントの方は面談を終えて一言
こう言ったそうです。
「チューニングが合ってないだけや。ちょっと直せばいい。」
最終的にその社員さんは会社を辞めてしまうことになったのですが、
「チューニング」という言葉をこんな形で使う人が
いるんだということに驚きを感じました。
●音楽用語
音楽の言葉というのは日常生活に入り込んでいるものが
多いと思います。
このチューニングなんかもそうだと思います。
こういう言葉を意識して使うことで人間関係が円滑になり、
説明が少なく済むこともあるんじゃないでしょうか。
ノリが悪いとか反応が遅れるなんてのは
音楽用語と言うまでのものではありませんが、
音楽をやっていると必ず出くわすキーワードです。
また、音楽をしっかりやっていると、これらの重要さに
感じることが多いと思います。
日常生活はアンサンブルです。
誰かのメロディーに合わせる必要があることも
あるでしょう。
その時の自分の音量はどれぐらいがいいのか、
そんなことを自然と考えることができれば
生活がスムーズに進むんじゃないかなと思います。
音楽をやっていたら全部解決する、
なんて大それたことはいえませんが、
音楽をやっていることでいろんなことがスムーズになる、
そういうこともありうるんじゃないでしょうか。
「チューニング」という言葉だの使い方だけで
音楽の奥深さを感じることができた一瞬でした。
皆さんにとって音楽ってどういう存在ですか?
そんなことって考えることありますか?
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