クラリネット用のクロス?

      2018/10/27

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

YouTubeの動画にこんなコメントがありました。
時代ですよね。

クラリネット用のクロスってありますか?

 

 

昔が良かったとか、昔の人はどうだった、
みたいな話はしたくは無いのですが、
確かに今と比べてこういった掃除道具や
アクセサリーのようなものは
あまり売られていませんでした。

 

例えば今でしたら普通に売られている
金管楽器用のクリーニングスワブ。

昔はクリーニングスワブといえばクラリネット用か
サックス用くらいしか存在しませんでした。

 

なので、金管の人でちょっと意識高い系の
人たちは、
クラリネット用のスワブを買ってきて、
両端を切って使ったりしていました。

 

リードだって、今みたいに
メーカーも品番も種類も豊富にはなくて
自分たちで削ってお好みのリードを
仕上げていました。

 

もちろん最低限の種類はあったのですが、
今みたいに細かくカテゴライズされた商品が
たくさんある状況ではありませんでしたから
それなりに工夫をしてやってきていたんです。

 

 

しかし今は何でも揃う時代です。

お金を出せば商品が手に入る時代です。

 

そんな時代だからこそ、
こんなクラリネット用のクロスなんて質問が
くるんでしょうね。

 

この質問が愚かだと言う気はありません。
しかしこの質問が出てくる背景には
何があるのかなあ~?って、
ちょっと考えてしまいました。

 

答えというと、クラリネット用のクロスなんて
存在しません。

クラリネットに限らずどんな楽器だって
専用のクロスなんて存在はしません。

 

普通のクロスでいいんです。

クロスは磨くものですから、塗装の種類との
相性だけ間違ってなければ問題ないんです。

 

そういうことを考えることなく、専用のもの、
誂えたものを探してしまうのは
ちょっと今風の現象なのかなと思ったりします。

 

少し引いた目で自分の周りを見てみると、
いろんな物が見えるかも知れません。
また、そこから生まれる工夫も面白かったりするんです。

そういうところも少しずつ覚えていって
もらいたいなーって思ったりもします。

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1973年兵庫県三田市生まれ。三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師としてご家庭やホールなどをまわりつつ、ギターやピアニカ、カスタネットなど、いろんな楽器の修理もできるみたい。 楽器修理以外にもコンサートや落語などのイベント企画や進行業務と音響業務が得意科目。イベントの時に舞台袖に置いておくと全体的に役に立つ便利なナイスガイです。

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