迷信に踊らされちゃダメ

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

「いまのピアノよりも昔に作ったピアノの方が、
手作りだし、木材もいいし、
モノも良いんですよね?」

 

「いまのピアノは集積材でしょ?
やっぱり昔の一枚板を使ったピアノがいいよねぇ」

 

てなことを聞かれたことはありませんか?

 

●迷信

 

これらのすべてが嘘だとは言いませんが、
ほとんどが迷信です。

それをひとつずつ見ていきましょう。

 

 

1.手作り=いいモノ、なのか?

 

これはピアノに限らずすべての
ものづくりに関わってしまうことなのですが。

手作りはステキなことだと思います。

ただ、手作りだからいいものとは限りません。

 

機械で作ったほうが同じ薄さで削れたり、
同じ力で絞めれたりできるじゃないですか。

人間は良くも悪くも波のある動物ですので、
同じことを同じように繰り返すというのは
いくら職人さんであってもなかなか難しいです。

このブレがいい味を出す焼き物とかの
工芸品であればいいのですが、
実際に使うものだとしたらどうなんでしょうか。

 

 

2.木材は昔のほうが良い

これは正しいです。

昔のほうがいい木が取れました。
そんな木材を使って作っているピアノは
やっぱりいい鳴りをします。

 

3.集積材と一枚板

大きなテーブルやおしゃれなバーのカウンターなどで
一枚板を使っているものを見かける機会って
よくあると思います。

あの重厚感はすばらしいですよね。
ああいったものを作るために、長い年月をかけて乾かして
木材内部の水分量を調整して作っているんです。

 

一方ピアノはというと、木材を粉砕してできた
細かいチップをギュ〜ッと集めてできた集積材と
呼ばれる板を外装に使っていることが多いです。

 

一枚板に比べると集積材はたしかに安い材料です。

 

でも、ピアノを一枚板を使って作ると、
温度や湿度の影響を受けやすく、
めちゃめちゃ反ってしまうんです。

 

 

集積材はその点温度や湿度の影響を受けにくい
素材なので、大きく反ったりすることが少ないです。

 

どうしても一枚板のゴージャスさからの迷信かと
思うのですが、
そんなものを使って作っていたら
弾けないピアノができてしまいます。

 

なので、これも迷信なのです。

 

 

結構こういうことって少なくないです。

あれ?おかしいな?と思ったらプロに相談してくださいね!

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。

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