ピアノは繊細な楽器です?

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

NHKの巡回ラジオ体操、ご存知でしょうか?

あれって日本中のいろいろな場所を回ってラジオ体操を
しているわけなんですが、明日8月27日(月)はわが町三田にやってくるんです。
その関係の仕事がありまして、今日は某所に伺っていました。

 

 

ご存知ですか?
あのラジオ体操の伴奏を弾いているピアノは必ず生のピアノなんです。

なので、全国どこの楽器店さんがピアノの貸し出しを行い、
そのピアノの調律を行うというのが一連のラジオ体操の仕事
なんだそうです。

 

実は遡ること15年ほど前に三田市にやってきた時にも
うちが同じようにピアノご用意させていただき、
ぼくが調律を担当させていただきました。
15年ぶり2回目と言うやつです。

そこで調律しながらアップしたのがこの写真。
どうです?インスタ映えしてるでしょう?(笑)

 

 

 

この写真アップをSNSにしたらいろんなコメントがつきました。

ピアノがかわいそう

信じられない

 

こんな風な意見が多かったです。

 

 

ピアノは繊細な楽器ですという意見に対して
反対はございません。もちろん繊細な楽器です。

でもピアノだけが繊細な楽器ではないんです。

 

どうしてもピアノの人口が多いということもあって
ピアノは繊細な楽器と言われがちではありますが、
楽器は総じて繊細なものです。

こういった炎天下で演奏するための楽器なんてのは
1つも存在しません。

 

可能性としてあるとすれば、高校野球の応援団・
ブラスバンドなんかでよく見る楽器は炎天下でも
大丈夫なような風に見えますが、
実際そんなことありません。あんなことをしていると楽器は痛みます。

 

ピアノは繊細な楽器であるということに対して反対はありませんが
ピアノをはじめとする楽器は総じて繊細であるという風な
言い回しの方がしっくりくるのかなと思いました。

 

とはいえ、屋外でのライブ、、今回のようなラジオ体操でも同じですが、そういう仕事は必ずあるわけで。
それをひとつひとつかわいそうとか信じられないとか言っていると何もできないわけで。

 

非日常の体験というのはポイントが高い気がするじゃないですか。
屋外ライブやラジオ体操も割り切って楽しんでいただければ
いいんじゃないかなと思います。

もちろん楽器は大切に、ですけどね。

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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